疲れていても“飛ばせるアドレス”は?「どっしり構えるのはNG…!?」芹澤プロがレッスン
ラウンド中に疲れが溜まると、ドライバーが飛ばなくなったり左右に曲がったりする。
そんなときはスタンス幅を調節してみよう。芹澤信雄プロがオススメする実践テクをご紹介。
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フットワークが使いやすくなり腰の回転もよくなる
歳をとるとラウンドの後半は、疲労から足腰がふらふらになりがち。とくにドライバーショットは足の踏んばりが利かなくなり、飛ばずに曲がってしまう。それをカバーするには、スタンスを「広く」するよりも「狭く」したほうがいい、と芹澤信雄はいう。
「疲れてくるとアドレスをどっしりさせようとして、腰を落としスタンスを広くする人がいますが、これでは下半身がさらに動かなくなり、手打ちのスイングになってしまいます。
そこで反対に、スタンスを少しだけ狭くしてみましょう。ヒザを軽く曲げ、スッと立つのがコツ。こうするとフットワークが使いやすくなり、腰の回転もスムーズに。疲れていても及第点のショットが打てますよ」
重心位置をチェック
スタンスを狭くしたときに、体の重心を下げすぎると上下のバランスが悪くなるので注意。重心位置はやや高めでOK
【Point1】ヒザを軽く曲げてスッと立つ
スタンスを通常より5~10センチくらい狭くしたら、棒立ちにならないようにヒザを軽く曲げてスッと立つ。「これでは力が入らない」と感じるくらいが理想的
広すぎるスタンスは逆効果
どっしり構えようとして腰を落としスタンスを広くすると、上体に余計な力が入り、手打ちになってしまう
【Point2】フットワークを使い「回転力」で飛ばす
スタンスを狭くしたらフットワークを使い、全身でスイングすることが大事。その場で体をクルッと回し、腕力ではなく、回転力を生かせば、疲れていても真っすぐ飛ばせる
腕力に頼ると飛ばずに曲がる
足腰の筋力が低下しているシニアは、疲れが溜まると腕力に頼ったスイングになりがち。これがミスの大きな原因
いかがでしたか? ラウンド中、疲労がたまってきたときの応急手当てに、芹澤プロのレッスンを参考にしてみてくださいね。
レッスン=芹澤信雄
●せりざわ・のぶお/1959年生まれ、静岡県出身。173cm、68kg。レギュラーツアー5勝、シニアツアー1勝。屈指の理論派で、数多くのプロを指導、育成。22年3月、日本プロゴルフ協会の副会長に就任した。TSI所属。
写真=圓岡紀夫
協力=チームセリザワ ゴルフアカデミー
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