好調・青木瀬令奈が“自分で”スイングを分析!「最大効率で飛ばすスイングは…」

「今年は去年よりもスイングがよくなっています」と語る青木瀬令奈プロ。ムダをなくして最大効率のスイングを意識しているそう。

青木瀬令奈プロに自身のスイング写真を見てもらってどこに気をつけて振っているのかを解説してもらった。

【あわせて読みたい】フェースのどこに当たっても飛ぶって本当…!? 『ONOFF AKA』ドライバーを打ってみた

トップでヘッドを垂らしすぎない

私は女子プロのなかでもヘッドスピードが遅いほうなので、いかに効率よく飛ばすかを考えています。身長や筋肉量はすぐに変えられるものではないので、ミート率やねじれない球を打つことでカバー。そのおかげで、ヘッドスピードのマックスは39くらいなのですが、42の人と同じくらいの飛距離が出せています。

体重は、カカトではなく土踏まずのちょっと先に乗せたほうがバランスよく打てる。ゆっくり丁寧にクラブを上げることも意識しているそうだ

最大効率で飛ばすスイングはアドレスも大事で、フェースをしっかり目標に向けて構えることを意識しています。オフの期間は「なんでこんなに真っすぐいかないんだろう」と悩んでいましたが、アドレスでフェースが右を向いていたのが原因でした。フェースの向きを正したら、真っすぐ飛ぶだけでなく、スイング中の余計な動きもなくなりました。

「トップでシャフトクロスになるのはいいのですが、位置は③ではなく②で止めたいです。②からすっとクラブを下ろしたほうが、コックを解く動作などのムダな動きをしなくていい。球のねじれが少なくなり、効率よく真っすぐ飛ばすことができます」(青木)

トップからの切り返しも直しました。この写真は去年のものなのでまだ改善前ですが、切り返しでクラブが寝て下りてしまっている。これは私の永遠の修正テーマなんですけどね(笑)。トップでもう少しヘッドが垂れないように修正したいです。

いかがでしたか? 青木プロのスイングを参考に、ムダのない理想のスイングを手に入れましょう。

青木瀬令奈

●あおき・せれな/1993年生まれ、群馬県出身。153cm。21年は宮里藍サントリーレディスでツアー2勝目を挙げる。その後、アース・モンダミンカップで6位タイ、TOTOジャパンクラシックで4位タイに入るなどで、賞金ランキングは自己最高の21位に入った。フリー。

写真=相田克己、小林司

関連記事一覧