【ゴルフ】飛ばしのコツは“野球”にあり!? 投球動作を応用すればパワーが上がる

「野球経験者のなかにはプロゴルファー並にドライバーを飛ばす人がいますが、体力や筋力があるからではないんです」というのは、野球経験者でもある坂本龍楠コーチ。

野球の投げる、打つ動作には、飛ばしの秘けつが多々あるそうで、そのコツを教えてもらった!

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投球動作はスイングの安定感とパワーが高まる!

野球選手にゴルフがうまい人が多いのは、スイング動作などの体の使い方が似ているからです。ゴルフスイングを野球の動きに置き換えてみるのは意外とオススメ。野球経験のない人でも「野球の投げる、打つ動作」でスイングしたら、見違えるように飛ぶようになった人はたくさんいます。

投げるときの胸のハリがトップと切り返しをよくする!

投げるときは両腕を広げて胸を張るようにトップでも胸を張る意識をもつことが大事

ボールを投げるときは、胸を張ります。これは、トップに取り入れてください。胸を張ることで手だけを動かして切り返してしまったり、手打ちになったり、体が突っ込むのを防ぐことができます。

腰を反るのはNG!胸を張ろうとして腰を反らすのは×(写真右)。みぞおちから上の部分の胸を張る(写真左)

スイング全体も小さくならないので、力強く大きく振れるようになるのもメリットです。

投げる動作でゴルフの体重移動が身につく!

ピッチャーの1本足で立つ状態をイメージしてバックスイングすると、体重が右足にしっかり乗る

投球動作は、利き足を軸に1本足で立つ瞬間がありますが、この姿勢で体重移動が身に付けられます。体重が右足に乗れば、骨盤が回りやすくなり、ダウンスイングで左足に体重を移すことが容易になります。

体重移動は飛ばしには不可欠なので、ボールにパワーをしっかり伝えられるようになります。

トップは右足から一直線、フィニッシュでは左足から一直線になるように立つと骨盤の回転もスムーズになる

「頭を残す」は正しいが、実行するのは難しい。それよりも「1本足で真っすぐ立つ」のほうが、軸の傾きや体が左右にブレるのを防ぎやすい

いかがでしたか? 飛ばないことに悩んでいる人は、野球の投球動作を意識しながら練習をしてみましょう。

レッスン=坂本龍楠

●さかもと・りゅうなん/1981年生まれ。大学入学とともにゴルフを始め、オーストラリアへ単身ゴルフ留学。帰国後、関東一円でレッスンを開始。体に負荷のかからないゴルフ理論を構築し、YouTubeで配信するなど、幅広く活躍中。東京・新宿御苑ゴルフスタジオ主宰。

写真=中野義昌
協力=ジャパンゴルフスクール

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