なぜ?“見た目がカッコいい”アイアンのメリットって…!? カリスマフィッターが解説!
「ミスヒットに強く真っすぐ飛ぶアイアンもいいですが、プロは女子でもそういうアイアンを使っていませんよね。それはなぜだと思います?」という質問を投げかけてきたのは、西のカリスマクラブフィッターと呼ばれる土手陸コーチ。
その答えがアイアンショットのレベルを大きく上げることを教えてくれました。
【あわせて読みたい】【パット】“指で握る”のはNG!オンプレーンで振れるグリップとは?プロが解説
「ザ・カッコいいアイアン」ってどんなの?
見た目は切れ味鋭い“日本刀”!
「上達志向が強いゴルファーは“カッコいいアイアン”を使ってください!」と土手。その“カッコいいアイアン”とは、どんなアイアンなのか?
「カッコいいと感じるアイアンはシャープな形状をしていて、とくにアドレスしたときの見た目でわかります。たとえばこれなんかは超カッコいいですよね」と、4月に発売されたばかりのフォーティーンの「TB-7」を手にして説明をしてくれた。
土手が上げたカッコいいポイントとその長所は上記青文字の4つ。「武器にたとえるならハンマーでも斧でもない。切れ味鋭い日本刀。アドレス時の構えやすさだけでなく、ショット時には空気や地面、芝を切り裂いてくれます」
いわゆるプロや上級者が使うヘッド形状だが、一般のアマチュアには難しくて打ちこなせない印象がある。しかし、土手は「平成まではそうでしたが“令和のイケメン”は違う。だからオススメしたいのです!」と力説する。
“令和のイケメン”は中身もイケてて打ちやすい!
年号別・カッコいいアイアンの外見比較
年代ごとの名器を集めて並べてみました。名器といわれるクラブは打った結果だけでなく、必ず「構えやすい」「いい顔をしている」といわれます。昭和や平成初期のカッコいいアイアンは単一素材のブレードタイプのみでしたが、平成中期からはヘッドサイズが少し大きくなって構えたときに安心感が得られるようになったモデルやアドレス時の見た目やバックフェースの形状がブレードタイプに近い中空構造のアイアンも発売されました。しかしこれらは、やさしさも見た目も中途半端でしたね。
“令和のイケメン”
ところが令和になってからは、お世辞抜きでブレードタイプのような見た目でありながら、ブレードタイプほど難しくないアイアンが続々と誕生。これが“令和のイケメン”と呼ばれるアイアンで「カッコいいのに性格もいい(やさしい)」のです!
中身の進化によって、カッコいいならではの高い操作性をもちつつ、球を高く上げやすいなどの機能を兼備している。そのため、上級者からアベレージゴルファーまで、スコアメイクに必要な弾道やインパクトの仕方のコントロールが簡単にできるようになったのです。
年号別・アイアンの中身を比較
いかがでしたか? カッコいいアイアンのメリットが多くあることが分かったと思います。土手コーチのアドバイスを令和のアイアン選びに活かしてください。
写真=田中宏幸
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)