
上げる球と転がす球の打ち分け方法!「ボールの位置とフェースの向き」が重要
アプローチは状況に応じて、上げる球と転がす球を使い分けることがピタリと寄せる秘けつ。
この2種類のアプローチの連続写真を比較して、狙いどおりに打ち分けるポイントを解説する。
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アドレスの時点で「上げる」と「転がす」のテイストをきちんと入れる

転がす:右寄りのボールにクラブをセットするとフェースが開くので、ロフトを立たせて構える(下写真)
河野選手の「上げる」と「転がす」アプローチの打ち分けで、最初にポイントとしてあげたいのはアドレスの違いです。球筋を変える場合、アドレスの仕方も変わります。ボール位置とフエースの向きを見てください(①)。
高く上げるときはフェースを開き、ボールを左足寄りにセット。オープンスタンスで構えています(①上)。この構えから手先ではなく、体をしっかり回してクラブを振り上げていくので(②上)、インパクト前のヘッドの入射角はゆるやかになる。
フェースにボールを乗せて高く上げる打ち方ですが、これはボールを下手で投げるような感覚をもってマネてみてください。
転がすアプローチは、右寄りにセットしたボールを低い軌道でロフトを立てて打つシンプルな方法。転がしでも体を回して打つのは「上げる」と同じです。
インパクト(⑤下)では、ハンドファーストになりすぎないように注意してください。手が目標方向に出すぎるとシャンクが出やすくなってしまいます。アドレス時にオープンスタンスにすると腰が少し開きますが、その形をインパクトで再現すれば、強く意識しなくても自然と適度なハンドファーストで打てます。

いかがでしたか? ボールの位置とフェースの向きに注意しましょう。

河野杏奈
●こうの・あんな/1999年生まれ、東京都出身。162cm。7歳からゴルフを始め、ジュニアの大会で優勝。19年のプロテストに合格。ドライバーの平均飛距離は260ヤードと、女子プロきっての飛ばし屋でもある。フリー。

解説=真弓伸仁
●まゆみ・のぶひと/1975年生まれ、神奈川県出身。USGTFティーチングプロ。現在は東京・三鷹市の東京ゴルフスタジオでレッスン中。ゴルフが楽しくなるタイプ別のスイング作りに定評がある。
写真=相田克己、圓岡紀夫
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