“力を抜こう”はミスの元!イヤなホールではショットの前に「7割素振り」!

エリアによっては、難関に感じる場所は必ずあります。事前のエリアチェックとテクニックで超えられるでしょう。今回は、ティーイングエリアを上手に使いこなすプロテクをレッスン!

振りすぎを防ぐためのコンパクトな素振り

肩から肩の振り幅で3割減!(写真左)
小さくシャープに振り切る!(写真右)

打つ前のプレッシャーを減らす工夫をしても、イヤなホールでは、いざ構えてスイングするとなるといつものように振れないもの。そんなときはある程度、飛距離の欲を捨ててスイングを抑えることも大事です。構える前にフルショットの7割の振り幅で素振りをしてから打つ。ポイントは、力感は抜かずに振り幅だけを抑えてシャープに振ること。

「力を抜こう」とすると、ゆるんでより大きなミスになります。7割で素振りをしても、本番のスイグでは10割になってしまいがちですが、120%の振りすぎは防げます。アドレスする前に「やること」を決めて、構えたらスイングに集中しましょう!

この感覚で本番では勝手に〝フル〞になる

事前に7割素振りをしても、実際にボールを目の前にするとフルスイングになりがちだが、振りすぎは防げるのでOK

「リラックス」しようとするとゆるんで大きなミスに

緊張を嫌がってリラックスしよう、力を抜こうとすると、必要な部分の力も抜けてゆるみ、大きなミスになりやすい

Point! ちょっと内股イメージでヒザを動かさずに振る

下半身の動きすぎを防ぐために、ヒザの上下動を抑えてスイングしたい。少し内股にするようにテンションをかけるのがポイントだ

両ヒザを内側に絞る!

スライサーは要注意!
右がイヤだと肩が開きやすい

スライサーはとくに、右にNGゾーンがあるホールでは肩が開いた構えになりやすいので注意。意識的に右肩を引いて構えるようにしよう

いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして、練習してみてください!

レッスン=福住尚将
●ふくずみ・なおゆき/1978年生まれ、東京都出身。174㎝、80㎏。大学卒業後、ツアープロへの道を進み、現在は会社経営とアマチュアレッスンの両方を務めるビジネスマンプロゴルファーとして活動。

構成=鈴木康介
写真=中野義昌
協力=南茂原カントリークラブ

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