
ゴルフで好スコアを出すための“当たり前”を忘れてない?新年度だからこそ原点回帰しよう
“なっち先生”こと大谷奈千代が、コーチに転身して気づいた「プロとアマチュアの考え方の違い」は、
スイングの改造や強化以上にスコアアップの効果がある。そこで「頭と心の中を変えるレッスン」を紹介します!
【関連記事】原英莉花のフォローのフェースに注目!どこを向いているかで球筋を操作できる
新年だからこそ原点回帰!“理想のタイプを目指す”からスタート

そのためには、派手な目標よりも地味な目標のほうがいいかも!」と大谷。
達成したい大きな目標を立てるのもいいが
新年のスタート時は“土台となる基礎や軸となる基本 ”を固めておくと 、いい1年が過ごせる
新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
早速ですが、先日ラウンドレッスンで下関ゴルフ倶楽部をプレーしてきました。下関といえば、山口県の名門コース。ご一緒させていただいた方は「プロにいいところをみせたくてガンバったのに、いつもよりも多く叩いてしまった」と残念がっていましたが、私もふだんより多めに叩きました。でも「やっぱり下関ゴルフ倶楽部は甘くなかったか……」と落ち込むことなく、想定内の感想でしたね。
それもそのはず。このコースは日本のゴルフコース設計家の二大巨頭のひとり、上田治さんの設計。ひと言でいうと「難しい」が特徴です。
どう難しいかというと、グリーンが通常のコースのベント芝と違い、高麗芝とよく似たミューダ芝を使用しているため、いつもどおりの感覚でパッティングすると、プロの私たちでもあっという間に、3パットや4パットになってしまいます。また、立地としても日本海のすぐそばにあるのでコース内には強い海風が吹き込まれます。こういったことから、いい球が打てても“ゲーム運び”がうまく行かないとコースではスコアをまとめることはできないのです。
“ゲーム運び”で最近、思うことがあります。アマチュアゴルファーは大きく分けて2タイプいて、ひとつは、週に1、2回定期的に練習場に行ってきちんとスイングを作る勤勉タイプ。もうひとつは、練習場にはあまり行かないけどコースでのラウンドでは自分なりにスコアをまとめてくる感覚タイプです。しかし、理想はこの両方の長所を兼ね備えたタイプ。「定期的に練習に行って、コースでは感覚を大事にする」です。
狙ったところに打てる練習をしつつ、ラウンド時には基本ばかりにとらわれず、状況やライなどに適したゲームプランでコースを攻略する。好スコアを出すためには至極当たり前のことですが、新年ということもあり、1度当たり前のことに立ち返ってみてはいかがでしょうか?年始からいいスタートが切れると思いますよ。
いかがでしたか? 是非参考にしてみてくださいね!

レッスン=大谷奈千代
●おおたに・なちよ/1984年生まれ、兵庫県出身。05年のプロテストに合格。ステップアップツアー2勝、11年には賞金シードを獲得。現在はレッスンにやりがいを感じ、コーチに転身。アマチュアやプロの卵を精力的に指導している。
【あわせて読みたい】
人気女子プロの“バッグの中”は何が入ってる?ラウンド中の勝みなみに突撃!
「7番アイアンで200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離”に特化したアイアン4選
7番ウッドを選ぶ時の「4つのポイント」!最新15モデルを試打解説