
アプローチは“ゆるゆるグリップ”が正解!「右手の親指はそえるだけ」
肌寒い時期のゴルフ、いつものアプローチが通用せず苦戦していませんか?硬い地面と薄い芝に対応するには、打ち方を変えるのが正解!
ヘッドを滑らせる打ち方やトゥ側ヒットなど、プロも実践している方法を紹介します。
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芯で打つよりもスピンが増える

冬のアプローチは芝だけではなく、グリーンも硬くなっていてボールが止まりにくいことも難易度を上げています。カチカチのグリーンで寄せるには、トゥ側で打つのがオススメです。
これはプロゴルファーが高速グリーンでよく使う技で、トゥ側で打つとボールのスピードが落ちるので、同じ振り幅でも飛距離を抑えられる。また、芯を外すことでスピンが増え、転がりすぎるミスを減らせます。
アドレスからボールはトゥ側にセット

トゥ側ヒットで打つときはアドレスからボールをトゥ寄りにセット。15ヤード以内のアプローチで有効
ボール半個トゥ側で打つ

極端にトゥ側で打とうとするとミスのリスクが高くなるので、センターからボール半個分(約2センチ)外すくらいにする
手の感覚が鈍くなって「強く握りがち」に注意

寒い時季は手の感覚が鈍くなるので、距離感を出すのが難しい。1番やってはいけないのは、感覚を出そうとしてグリップを強く握ること。強く握れば握るほど、アプローチは距離感が出せません。
冬こそ、超ゆるゆるグリップがオススメ!とくに右利きの人は右手の力を抜く。右手は親指をグリップにそえるくらいにする。右手とグリップの間にスペースができると指で握れるので、距離感を出しやすくなります。
強く握ると距離感がバラつく

ヘッドのスピード感を感じにくくなってしまうので、距離感が合わなくなる
親指は先端しかグリップにつけない

右手の親指をそえるだけにして親指を浮かせると、小指、薬指、中指の「指で握るグリップ」ができる
右手でグリップエンドを詰めんで左手で素振りをする感覚と同じ

右手でグリップエンドをつまんで左手で振る素振りは、手とヘッドの動きが同調する。この感覚を得てから打つとミスが減り、距離感が合いやすくなる。
いかがでしたか? このレッスンを参考に、アプローチの精度を上げていきましょう。

レッスン=高橋佑弥
●たかはし・ゆうや/1997年生まれ、宮城県出身。東北高校ゴルフ部時代に全国大会で団体優勝。中央学院大学を経て、プロゴルファーに。イトマンスポーツスクエア南柏店などでレッスン活動を行なっている。
構成=野中真一
写真=小林司
協力=取手桜が丘GC(アコーディア・ゴルフ)
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