
米ツアーで戦う原英莉花、そのモチベーションの保ち方とは?
前回の前編に続き、今年EPSONツアーを主戦場に戦う原英莉花に話を聞いた。LPGAのシード権獲得という大目標を支えるメンタルとは?
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米ツアーで戦う原英莉花、そのモチベーションの保ち方とは?

Q.体のケアは?
「私はルーキの時から体のケアは大事だと思って(トレーナーさんに)付いてもらっているんですけど、自分ではできないコンディショニングというところを見てもらってます」

Q.こちらの二部ツアーでプレーするモチベーションと、その保ち方は?
「やっぱり20試合でトップ10に入らなきゃいけないっていう中で、1試合1試合が大事になってくるのは開幕前からずっと考えてますし、勝っていかないとという部分で、“攻めきれない自分との決別”っていう感じで今年は戦ってます。
目標は来年LPGAで戦うことですし、それに向かって1試合1試合大切にしていかないといけないという中で、長いなあという感じはしていません。日本ツアーで三十何試合を常に戦ってきたので、1シーズンと考えたら全然短いです。

メジャーとかないので、モチベーションの上げ下げというのは自分の中ではないんですけど、毎週が大切という気持ちでやれているる。このコースが苦手とか、春先だから、とか、自分の中でルーティン化してきてしまった年間の戦い方という物を手放せたらいいな、と思っています」

Q.20試合限定の短期決戦?
「まあ、そうですね、短期決戦(笑)」

Q.メンタル面も鍛えられる?
「出場人数が多いと思いますけど、全部がきついです。2時(14時)とかのスタートで日没がかかってたり、午前中の過ごし方とか。さすがに日本では2時スタートとかはなかったので。7時半ぐらいまで明るいし、でも次の日は一緒じゃないですか。昨日も夜ご飯を8時半とかに食べました。(プレーが)7時半に終わって、30分とかで(宿泊先に)帰って8時半。
イギリスも変な時間がありますので、そういう意味では、臨機応変に対応する。“これが普通だろ”という概念ができちゃっている自分をフリーにしている感じ(=普通という概念から自分を解き放っている)が、すごく楽しいです!」

Q.今年は日本ツアーのメンバーシップを停止しているので、1ヶ月のオープン期間は日本に帰っても試合には出ない?
「はい、ないですね。日本には1回帰ります。」
いかがでしたか? これからも原英莉花プロを応援していきましょう!
フォトグラファー 田辺安啓 (通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。
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