
原英莉花「すっごく悔しかった」米ツアー中に突撃インタビュー!
来年の米女子ツアー(LPGA)のシード獲得を大目標に掲げて、今年はLPGAの二部ツア「EPSONツアー」を主戦場にする原英莉花は、開幕の3連戦をフロリダで戦った。
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「すべてが新鮮」開幕3連戦を終えた原英莉花、今の心境は?

開幕戦のセントラルフロリダ選手権は28位タイ、第2戦のアトランティッククラシックは6位タイ、最後のIOAゴルフクラシックは21位タイと、予選落ちもなく及第点の成績を残したと言えるが、シーズン終了時点で総合上位10位以内という目標を見つめる原には、まだ少々物足りない成績だ。そんな原に序盤のEPSONツアーを語ってもらった。

Q.3試合を予選通過できたことについては?
「1打のポイントが大事になってくるので、ただただ1打を大事にプレーしているって感じなんですけど、(フロリダの)同じ地域にいてもこれだけ芝質が違うんだなあというのはすごく感じたりしてますし、(求められる)対応力というのは日本よりシビアなところはあるんですけど、予選通過は絶対にしたいなあというのはあるので、(シーズン)最後で何ポイント差(で足りない)というのはイヤですからね。
先週も最終ホールで(短い)パットを外してすっごく悔しかったので、1打の重みというのを感じながらプレーしてます」

Q.この3試合で感じたことは?
「すべて新鮮に感じてますね。自分でカートを押している選手もいますし、会場の雰囲気だったりも日本のレギュラーの試合とは違うなっていうのはありますけど、想像していたよりもコースもメンテナンスがされてないわけでもないなと思いましたし、地域によって芝が変わるというか、すごくネチョネチョになったり、すごい乾いてきたりとか、午前と午後の差などというのは感じますね。
先週なんかは1日中12m/sの突風が1日中っていうのがあったんですけど、それの中で芝が硬くなる一方な感じでした。もちろん日本でもすごく風が強い日もあるんですけど、この芝の中で、(ボールが)跳ねるとか、止まるとか、まだ練習ラウンドだけでは見切れない経験というところ。芝目も日本よりシビアに考えていく必要があるなあと感じてます」

Q.次の試合は西海岸に移り、空気も芝も変わりますね。
「私、まだ(西海岸に)行ったことがないんですよ。(アメリカの)日差しは強いですよね。暑い、というよりも痛い(笑)。日焼けしておばあちゃんになっちゃったらやだなあ(笑)と思いながらも、そんなこと気にせず、集中してプレーしてます」

フロリダ州中部〜北部でプレーした3試合を経験して、既に多くの刺激を受けている原だが、その刺激をしっかりと吸収し、自分の経験値を上げていっている。視線は残り17試合。後半では、アメリカで戦う自身の姿勢や変化、今後の闘い方について語る。
いかがでしたか? 今後も原英莉花選手の活躍から目が離せません。
フォトグラファー 田辺安啓 (通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。
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