
苦手なアイアンは水性ペンで解決⁉ダウンブローをイメージしやすい練習法
アイアンは、ダウンブローのインパクトが必須というのが常識です。しかし、アイアンが苦手なアマチュアは多く、その原因は大きな誤解をしているから。ダウンブローを言葉の印象から「鋭角な入射角で上から打ち込むインパクト」とカン違いしているのです。
【関連記事】原英莉花のフォローのフェースに注目!どこを向いているかで球筋を操作できる
正しいインパクトのイメージが養われる

“低空飛行”のダウンブローをイメージしやすい練習方法をお教えします。
まず、ボールの赤道をイメージできるライン上にペンで直径1センチくらいの丸い印を描いてください。そしてその部分をフェース側に向け、ほんの少し下向きにセットします。あとはこの丸印にリーディングエッジを当てるイメージでスイングするだけです。

「ゴールドアングル」にヘッドを潜り込ませるイメージがわきやすいことに加え、この丸印がフェースのどこに当たるかがわかるので、結果の確認もできます。

実際に打ってみると、フェースに転写されたペンの跡がかなり上めにつくことがわかると思います。これはインパクトの衝突時にフェースがボールの重みで沈み込んでいる証拠。ヘッド軌道がインパクトで“段”になりターフが取れるイメージが体感できると思います。
赤道の下にフェースが横から潜り込むイメージを養う

丸印をフェースに向け、少しだけ下向きにセット。ここにリーディングエッジを当てようと、“急降
下”ではなく自然と“低空飛行”のインパクトイメージが身につく。
ダウンブローは“段”ブローだ

インパクトではボールの重みとインパクトの衝撃でヘッドが地面方向に沈み込むと同時に、ボールがフェースを駆け上がる現象が起こる。これによって軌道が“段”になり、上の図のようなターフが取れる。

【Point】ヘッドを台形としてイメージしてみよう

インパクト時に起こる現象は、アイアンのヘッドを薄い「板」として考えるよりも、ティーマークのような大きな「台形」の物体として考えたほうが“低空飛行”も“段”もイメージしやすい。
いかがでしたか? 低空飛行ダウンブローを意識して打ってみましょう!

レッスン=吉本 巧
●よしもと・たくみ/1980年生まれ、兵庫県出身。14歳で渡米しアマチュアとして活躍したのち、プロとなり、アメリカのミニツアーなどを転戦。現在は銀座ゴルフアカデミーでレッスンを行う。
構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=取手桜が丘GC(アコーディア・ゴルフ)
【あわせて読みたい】
人気女子プロの“バッグの中”は何が入ってる?ラウンド中の勝みなみに突撃!
「7番アイアンで200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離”に特化したアイアン4選
7番ウッドを選ぶ時の「4つのポイント」!最新15モデルを試打解説