短いアプローチは“右手の角度をキープ”がコツ!女子プロのスイングを解説

ピンはすぐそこ。短い距離だけに確実に寄せたい状況だが、ミスしてしまう人が多い。そこで、3人の女子プロのアプローチを手本に、マネたいポジションごとに解説します。

今回は、淺井咲希プロのインパクトに注目です。

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インパクトゾーンが低く長くなる

【Point】
手を構えた位置に戻すが腰を回しながら戻したいので少しオープンスタンスで構える(①)

淺井選手の注目ポイントはインパクト。ボールを高く上げて寄せるタイプですが、アマチュアはボールを上げようとするとインパクトでフェースを寝かせてしまい、ダフりやトップのミスが出ます。

プロは高く上げようとしても、アドレス時のロフトどおりにインパクトします。これは、ウエッジはロフトが寝ているので「ミートすればロフト通りに高く上がる」とわかっているからです。

【Point】
右ヒザを左ヒザに寄せるように動かして打つと右手首が伸びにくくなる(⑤)

ミート率を高めるためには、淺井選手の④のインパクト前から⑥のフォローにかけての、右手の角度が「く」の字になる手首の背屈をマネしましょう。こうすると、手首が悪さをしたり、ロフトが変わってしまうこともなく、低く長いインパクトゾーンがつくれる。右手でボールを押して打つイメージももてば、ミート率が大きく上がります。

これはアドレスの時点で右手首にしっかり角度をつけておくといいですね。インパクトでその形を再現するように手元をアドレスの位置に戻す。ただし、あくまでも体を回転するスイングのなかで戻すので、腰を回しながら打つことを忘れずに行ってください。

いかがでしたか? 横山プロの解説をぜひ参考にしてください。

解説=横山清人
●よこやま・きよと/1980年生まれ、熊本県出身。03年プロ転向後、陳清波に師事。現在は東京ゴルフスタジオ、フォーシーズンズゴルフガーデンなどで多くのアマチュアをレッスン。

淺井咲希
●あさい・さき/1998年生まれ、兵庫県出身。151cm。19年のCATLadiesでツアー初優勝を果たす。20年はスタンレーレディスで2位タイ、富士通レディースで4位タイに入った。小杉CC所属。

写真=中野義昌、相田克己

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