アイアンは“フルスイング”だと大きすぎ!正しいスイングの振り幅は?

ドライバーのティーショットも大切だが、やっぱりスコアメイクの鍵はアイアンショット。そんなアイアンのミート率をアップさせるコツを、ツアープロがわかりやすくレッスン!

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トンカチでクギをたたくように・・・

アマチュアゴルファーの多くは、ドライバーと違って精度が大事なはずのアイアンショットで大きく振りすぎています。みなさん、トンカチでクギをたたく時は、どうやっていますか? まず、トンカチをクギに当てて、そこから少しだけ振り上げてインパクトの瞬間だけ力をいれますよね。試しに、トンカチを思いっきり高く振り上げてクギをたたいてみてください。運よく当たれば、1回で打ち込めますが、まともにたたけません。アイアンもそれと同じなんです。バックスイングは、インパクトのイメージができる範囲までで十分で、必要以上に大きく上げると狙いが定まらずにミスショットが出やすくなります。

スイングの振り幅は、”7時・2時”のイメージ

バックスイングを時計の7時まで、フィニッシュは2時までの振り幅で練習してみてください。バックスイング7時までだと打てません!と思うかもしれませんが、それは力の入れ方を勘違いしてしまっているからです。トンカチでクギをたたくときのように、力を抜いてテークバックをしてインパクトのときだけ力を込める。そうすると自然に2時くらいまでフォローが出るはずです。コツがつかめると、振り幅が小さいので、安定して同じ打球が打てるようになりますし、飛距離もいつもと同じくらい飛ばせるようになります。

フルスイングイメージだと大きすぎ

最初から、このくらいのトップをイメージしていると振りすぎです。7時か、大きくても9時くらいのバックスイングを意識するくらいが丁度よいトップの形になります。

頭でクラブを追っては ✖ です

7時のバックスイングを意識しすぎて、頭も一緒に動かないように注意してください。トンカチでクギをたたくとき、どこを見ていますか?そう、クギです!アイアンショットではボールになりますので、ボールをよく見て打ってください。

いかがでしたか?”トンカチでクギをたたくようにアイアンを打つ”とは初めて聞きましたね!試してみましょう。

甲田良美

●こうだ・よしみ/1983年生まれ、栃木県出身。2010年リゾートトラストレディースでツアー初優勝。

構成=岡田豪太
写真=田中宏幸
協力=スターツ笠間ゴルフ倶楽部、LADY GO CUP

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