女子プロが試合中に“大爆笑”！そのワケを本人に聞いてみたら…？

米ツアーのシード選手として2025年のデビュー戦を4位で飾った山下美夢有。昨年のKPMG全米女子プロの2位、Qシリーズでのトップ通過などに続く上位フィニッシュで、早くも実力を証明した形となった。

「またやっちゃった！」山下美夢有のおちゃめな一面

このように試合での実力を見せつけてきた山下だが、米ツアーデビュー戦「ファウンダースカップ」では、試合中にお茶目な一面を見せてくれた。

二日目の17番ホール、集中した表情でティーショットを終えると、突然写真のように大笑い。ミスショットが木に当たりフェアウェイに跳ね返ってきて笑顔になったわけでもない。歩く山下の様子を観察すると、大笑いの理由がわかった。

山下は、ティーショットの弾道を見つめながら持っていたドライバーを横にいたキャディーに手渡そうとした時、ハッとした。

「あ、自分のキャディーじゃない！」

山下は同伴競技者のキャディーにドライバーを渡そうとしていたのだ。同伴競技者のキャディーも「えっ、オレじゃないし‥」と苦笑い。そのことに気づいた山下本人も恥ずかしそうに大笑い、ということだったようだ。

ところが、山下は同じことを三日目にもやっちゃったのだ。８番ホールでティーショットを打った山下は、二日目と同じように大笑い。この時はすでに「またやっちゃった！」ということがこちらにもわかった。

ホールアウト後、山下に例の場面のことを尋ねてみると、

「（山下のキャディーである）J B（ジョン・ベネット）が私より前を歩いていることに気づかずに（クラブを）渡そうとしちゃったんです。日本のキャディーさんはすぐ横にいるんですけど、いつものクセで渡そうとしちゃって‥。」

それほどプレーに集中しているってことで、いいですよね、山下さん！

フォトグラファー田辺安啓（通称JJ）
●たなべ・やすひろ／1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。

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