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「身体が硬くて飛ばせない…」そんな人が飛距離アップできるコツを解説
プロコーチのモンゴです。50歳を越えた方や、身体が硬いアマチュアゴルファーの方々が、1番気になるのが「加齢(もしくは身体が硬い)で飛ばせない」という、お悩みです。
今回は今すぐに出来る方法で飛距離を取り戻す、あるいは今まで以上に飛ばせるレッスンをしていきます。
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「身体が回せない時の対処法」はどうすればいいか?
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レッスンでもYouTubeの動画でも、前提で伝えているのは、コースで結果が出続けるように「ミート率を高める」ことについて話をしています。
ミート率を上げるための1つのコツとしては、スムーズに回転させることが重要になります。
では、スムーズに回転をさせて、ミート率を上げるためにはどうすればいいのか?
まずは、ご自身が本当に回転出来ないのかを確認する必要があります。それが「90%」の人は身体は回せる!のチェック方法です。
やり方ですが、振り幅はクラブヘッドが腰から腰の高さまでです。なるべく綺麗なアドレスを作ります。そして、ツアースティックなどを持っている方は、それを両脇の下に挟んでください。(なければクラブでも可)その状態が作れたら、そのスティックが落ちない様に、先端がなるべくボールを向く様に、身体を回します。
これをやって頂くと、身体が硬いと言っていたほとんどの方が、本当は身体が回せることに驚かれます。この練習で身体のコアを回す感覚がわかると、上半身の力みも抜けるので、スムーズに回せます。
そして、何回か素振りをして感覚が掴めたら、軽くボールを打ってください。スティックが落ちずにボールが打てたら、しっかり身体の回転だけで打てている証拠になります。
今回のポイントは?
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それでは次は、「つま先」をコントロールする!について、1つのポイントをお伝えします。
①左、あるいは左右のつま先を開く
ある程度、ご自身の身体が回せることが自覚出来ればそれだけでも飛距離は伸びますが、不安がある方も多いので、これもやってみてください。
身体が硬いと感じている方は、上半身のみならず、全身を固め過ぎる傾向にあります。そんな状態では、いくら頑張っても身体は回せずに、両腕で回している風味を出してしまうので、結果的に手打ちになります。
左足だけか、左右の足のつま先を少し開くだけでも、身体は回しやすくなりますので、どのパターンが合っているか、ゆっくりの7割スイングで確かめてください。
必ず、あなたに合ったつま先の開き具合があります。簡単ですが意外とやらない方が多いので、チャレンジしてください。
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最後は、「筒」のイメージで飛距離アップ!について、お伝えします。
はじめの両脇にスティックを挟んだ練習で、大きな筋肉を使うコツがわかったと思いますので、これもすぐに出来ると思います。
飛ばしたい時もそうですが、新しい技術を身に付ける時に間違ってしまうのは、枝葉の形や動きに囚われ過ぎることです。例えば、飛ばしたい時に二重振り子で!という練習にチャレンジをすると、チェックするポイントが膨大になります。そして、身体の様々な部位の捻れなども必要になります。
もちろん、1つずつクリアしていけば飛距離が出せる素晴らしい練習なのですが、時間と柔軟性が必要不可欠になります。
今回は、もっと簡単にというテーマなので、ご自身の「胴体」を大きな筒とイメージして、その場で回転していきましょう。これも、素振りからやってもらえるとわかりやすいと思います。クラブがなくても両脇にスティックを挟む練習と合体させてやるのも良いです。
なるべく速く胴体が回せたら、「主に身体のどの部位を使っていたか?」をご自身の言葉にしてください。はじめはザックリした感覚で大丈夫です。
それがわかりましたら、ゆっくりの7割スイングでその部位を意識して、ボールを打ちましょう。良い当たりが続いたり、上手く胴体が回せたら、徐々にスピードアップです。
1番から順番に、ある程度で良いのでクリアしていけば、落ちてしまった飛距離が取り戻せる、あるいは飛ばせる様になります。諦めずに、楽しみながらチャレンジしてみてください。
あなたも、必ず飛距離が出せます。
いかがでしたか? この記事を参考に、練習してみてくださいね。
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モンゴ(森田安寛)
●もりた やすひろ/1975年奈良県出身。東京・千葉などでプロやアマチュアのマンツーマン指導のほか、YouTubeで「ゴルフリバイバーモンゴ」として配信。天城流湯治法の湯治士の資格もある異色コーチ。インスタで毎日ゴルフ上達の情報を配信中。地クラブ専門家がいるインドア練習場「wadogolf」(東京都中野区野方)にて主に活動。
Instagram:@mongo.golf
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