FWの方向性をコントロールしたい!ポイントは「右の二の腕を…」

冬の時季の枯れた芝は薄く、ボールをミートする難易度が上がる。

とくに、フェアウェイウッドやユーティリティのような長いクラブは狙った飛距離が出ない、大きく曲がるなどのミスショットが出がちになるが、ツアープロのヒントを実践すれば上手に攻略できる。

早速、次のラウンドで試してみよう!

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トップよりもフィニッシュをコンパクトにしたほうが当たる

「手の位置を意識すると力が入ってしまいますが右の二の腕ならリキまずに打てます」(植竹)(左写真)
飛距離のコントロールもできます!(右写真)

冬は気温が低く体が回りにくいうえに、芝が薄くミートしにくい。この難しい条件のなかでナイスショットを打つには、飛距離よりも方向性を重視し、フィニッシュで右の二の腕(上腕)を肩の高さに収めます。

こうしてフィニッシュをコンパクトにすると、ミート率がよくなり、飛距離のコントロールもできます。FWやUTのような長いクラブは、トップを意図的に小さくするとボールを打つタイミングが合わなくなるので注意してください。

トップは小さくしない
トップを意図的に小さくすると、
タイミングがズレたり打ち急いだりして当たらなくなる
フィニッシュの位置を決めて打つ
通常のフィニッシュ(左写真)とコンパクトなフィニッシュ(右写真)。
事前にフィニッシュの位置を決めるとバランスよく打てる
通常のスイング
スイング軸がブレないようにしっかりキープしながら、クラブを最後まで振り切る
方向性重視のスイング
通常よりキャリーが10ヤード前後低下するため、2オン狙いの距離合わせにも有効
ボール位置は左足寄り
左足カカトの内側が基本ポジション。
高い球を打つときはボール半個ぶん左に置く

いかがでしたか? このレッスンを参考に、FWを上達させていきましょう。

植竹勇太
●うえたけ・ゆうた/1995年生まれ、北海道出身。163cm、63kg。正確無比なショットに定評があり、フェアウェイキープ率はつねに上位にランクイン。セガサミーホールディングス所属。

構成=小山俊正
写真=田中宏幸

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