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練習はウソをつく!? 女子プロが教える「年末前に目標のアップデート」をするメリット

“なっち先生”こと大谷奈千代が、コーチに転身して気づいた「プロとアマチュアの考え方の違い」は、スイングの改造や強化以上にスコアアップの効果がある。

そこで「頭と心の中を変えるレッスン」を毎月掲載!

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決意と目標を決めて今年の終盤をラストスパート!

「今年を振り返るのは、年末や年明けを待たなくていいのです!」と大谷。決意や目標を立てるのは区切りのいいところではなく、思い立ったら吉日。きっかけがあったら都度、これまでを振り返り、新しい目標を決めてそれに向かって努力して、昨日より進化・成長した自分に上書きしていこう!

10月に「センコーグループ LADY GO CUP」というペアマッチに参加させていただきました。女子プロ30名が出場し、私のペアの結果は15組中6位でしたが、チーム戦は個人競技の試合と違ってプロ同士でもお互い迷惑をかけられないという気持ちになる。しかも、テレビ放送があったのでプレッシャーは倍増でした。

出場が決まってからは「ナイスショットの再現性を高めよう」と、練習にも熱が入りましたが、みなさんもコンペやクラブ競技など大切なラウンド前は緊張感や意識が高まりますよね。しかし、その想いが空回りしてしまうがありませんか?

練習はウソをつかないといいますが、考えてやらないと、ウソみたいな結果になってしまうのです。そこで私は、最近の自分のラウンドを思い出し、後半になると疲れから足が動かず手打ちになってしまう。それを改善するために「体力をつける」という結論に達しました。

課題が見つかれば「いつまでに」「なにを」「どうやって」といった、具体的な数字や方法を設定していくと、明確な目標が決まります。体力の向上が必要な私の場合、「試合までの1カ月以内に」「筋力・持久力・柔軟性を」「ヨガやランニングなどで上げる」といった具合です。

その目標に向かって、1日1時間取り組んだ日もあれば、体調がすぐれず5分しかできない日もありましたが、とにかく毎日目標を実行し、三日坊主になってしまうことだけは避けました。すると、私なりには満足いくフィジカルとパフォーマンスが整ったと思います。

目標は内容が具体的であればあるほど実現の可能性が増えるし、決意が強ければ、モチベーションが高まり行動の質も上がります!これから年末にかけて、みなさんもコンペなどが増えるでしょう。今年も残すところ数カ月ですが、今年のゴルフを振り返りながら、もう1度決意と目標を決めて取り組むと「いい1年だった」と思える年末が過ごせるはずですよ!

いかがでしたか? 大谷コーチのレッスンを参考にしてみてください!

大谷奈千代
●おおたに・なちよ/1984年生まれ、兵庫県出身。05年のプロテストに合格。ステップアップツアー2勝、11年には賞金シードを獲得。現在はレッスンにやりがいを感じ、コーチに転身。アマチュアやプロの卵を精力的に指導している。

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