パターは“あおるように”確認が正解！パッティングのミスの原因を解説

パターを構えたときは、目の錯覚により間違った判断が起こりやすいと石井コーチは言います。

今回のレッスンでは目線に惑わされない、パターの構え方を解説します。

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目線のズレがラインの“錯覚”を引き起こす

構えてからラインを確認する際、顔を起こし、両目を結んだラインを地面と平行に近い状態で見てしまう人が多いですが、じつはこれがミスの原因。

この見方をすると“ボールとターゲットを結んだライン”と“目線のライン”がクロスするような形になります（下写真参照）。こうなると、自分がターゲットよりも左を向いているような錯覚を起こしやすく、修正しようとして右を向いてしまうミスが出やすいです。

このようなミスを防ぐためにも、ラインを読む際には顔を起こさず、少しあおるような態勢でラインを見ましょう。こうすれば、目線のラインとターゲットへのラインが一致しやすく、真っすぐに構えやすくなります。

肩のラインも自分が気づかないうちにズレていることが多い部分。肩のラインがズレると、目線のミスも起きやすくなりますし、ストロークにも悪影響を及ぼします（×写真）。

上の写真のように、胸の前でパターを構えたとき、ヒジの高さと肩の高さが地面と平行になるように構え、そこからアドレスに入るようにすると、肩のラインもスクエアに合わせやすい。アライメントスティックがあれば、写真のようにヒジに乗せて確認するとよりわかりやすくなります。

今回、最多票を集めたのがこのレッスン。編集部員ってそんなにパットのアライメントに悩んでいるの!?と思ったが、内容はじつに目からウロコ！「自分はどうしていたっけ？」と、多くの部員が試したそうだが、みなさん”見え方”はどうでしたか？

いかがでしたか？　石井コーチのレッスンをぜひ参考にしてください。

石井忍
●いしい・しのぶ／1974年生まれ、千葉県出身。ツアープロコーチとして数々のプレーヤーを指導し、優勝に貢献。現在は「エースゴルフクラブ」を主宰し、そのノウハウをアマチュアにも広く伝えている。解説者としても多くのメディアに出演。わかりやすい説明が人気を博している。

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