年をとっても飛ばすコツとは?女子プロがわかりやすく解説
「年をとって、飛ばなくなったらパーオンできなくなった」そんな、お悩みを抱えてる人は多いですよね? でも、大丈夫。解決方法をツアープロが、わかりやすくレッスン!
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手を早く動かすだけではダメ
何歳になっても、飛距離は大きく出したいですよね? アマチュアゴルファーの多くの人が勘違いしていると思うのですが、飛距離に大切なヘッドスピードは、あくまでクラブヘッドの速度のことです。早く振りたい一心で手を早く動かすと、クラブヘッドはどんどん振り遅れ、反対に飛距離は落ちてしまいます。
ポイントは、ダウンスイングで”軌道をなぞる”
バックスイングの”上げ方”を気にしている人は多いですが、プロは”下ろし方”こそ気をつけています。クラブを上げるとき、クラブヘッドが通過したのと同じところを”なぞる”ように下ろしてください。ほとんどの人が「え!こんなに体の遠くを下ろすの!?」とか「腹筋がきつい」と感じると思いますが、それで正解です。クラブヘッドと体の距離をなるべく遠くすることで、遠心力が大きくなり、効率よくボールに力が伝わります。プロのスイングを見ているときに「ラクに振っているように見えるのに、なんで、あんなに飛ばせるんだ?」と感じる理由はココにあります。
飛ばしの隠し味には”ヒールアップ”&”グリップゆるゆる”
体の硬い人や寒い冬などは、バックスイングで左足のかかとを浮かす”ヒールアップ”や、右手のグリップ力を少し緩めてあげると、ヘッドスピードアップの隠し味になります。でも、さきほど説明した”クラブヘッドの下ろし方”ができている前提の話ですので注意してください。これだけをやっても、上手くミートできなくなったり、曲がってしまう原因になります。
いかがでしたか?年をとっても飛距離をあきらめないで、ゴルフを楽しめますね!
原江里菜
●はら・えりな/1987年生まれ、愛知県出身。2008年NEC軽井沢72トーナメントでツアー初優勝、通算2勝。NEC所属。
構成=岡田豪太
写真=田中宏幸
協力=スターツ笠間ゴルフ倶楽部、LADY GO CUP
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