冬でも飛距離を伸ばすコツ!クラブを走らせるには“手首”がカギ

ゴルファーにとって1番イヤな季節、それは”冬”。気温が下がり体が動きにくくなると飛距離も落ち、力んでしまったり、無理に体を大きく動かそうとして上手く打てない。

そんなときでも、簡単にアイアンショットの精度アップさせるコツを有村智恵プロがわかりやすくレッスン。寒い冬でも確実にグリーンをとらえて好スコアを連発しよう!

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体重移動に気をとられて、クラブがつまってしまう

冬になると体が硬くなっているので、余計に大きく動かそうとしがちになり、写真のように体重移動しすぎてクラブがつまってしまうアマチュアの人が多いです。

これだと、上手く打てないので、より力んでしまい、クラブヘッドが走りません。そうなると飛距離も落ちてしまいます。

手首の”ちょうどいい”力感を覚えて、クラブを走らせる

写真のように、肘を90度曲げ、前腕が地面と平行になるようにしてクラブを持ちます。それができたら、手首の角度が内や外に折れてしまわないよう注意しながら、手首をまわします。

正しく出来ると、クラブが車のワイパーのように動きます。

【ポイント①】肘が内や外に動いてしまわないように注意

手首を回したとき、肘を内にしぼってしまったり、外にひらいてしまうと”振り遅れてスライス”や”手首を返しすぎてフック”のミスにつながってしまいますので注意してください。

【ポイント②】クラブヘッドの高さが変わらない

写真のように地面と平行になるようにクラブをもって、手首をまわすとクラブヘッドが地面と平行に動いているか確認してください。

正しい動きができていないと、クラブヘッドが上や下にずれてしまいます。

【ポイント③】クラブは”上”からではなく”横”からもつ

左の写真のように右胸をひらくと、右肩が体の横にきてクラブを”横”から持つことができます。

右の写真のように寒さや力みで右肩が体の前方向にでてしまうと右腕がつっぱり、クラブを”上”から持ってしまうのでクラブヘッドを走らせることができません。

いかがでしたか? 正しい手首の使い方でアイアンの精度を上げていきましょう。

有村 智恵
●ありむら・ちえ/1987年生まれ、熊本県出身。159cm。通算14勝(メジャー1勝)4月に双子の男の子を出産。

構成=岡田豪太
写真=田中宏幸
協力=エースゴルフ赤坂

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