タオル1つでアイアンが上手くなる練習法!有村智恵がやり方を解説
ゴルファーにとって1番イヤな季節、それは”冬”。気温が下がり体が動きにくくなると飛距離も落ち、力んでしまったり、無理に体を大きく動かそうとして上手く打てない。
そんなときでも、簡単にアイアンショットの精度アップさせるコツを有村智恵プロがわかりやすくレッスン。寒い冬でも確実にグリーンをとらえて好スコアを連発しよう!
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ボール前後50cmのクラブヘッドの動きをチェック
まず練習をはじめたら、クラブヘッドがボールの前後50cmで、どのように動いているかを確認します。
軌道をわかりやすくするために、タオルのようなものをボールと足のあいだに置いてください。このとき、タオルを真っすぐにして置くのではなく、少しカーブをつけて置くように注意します。ボールを真っすぐ飛ばすためには、直線をイメージしがちですが、ゴルフスイングにおける”真っすぐ”は、背骨を中心に円運動したときのクラブポジションになりますので、緩やかなカーブが正解です。
この線に沿ってスイングすると正しいトップポジションがつくりやすくなり、フィニッシュも自然にとることができます。背骨を中心に無理のない円運動をすることで、クラブの軌道は安定して、ミート率も上がりますので飛距離もでます。
【NG①】真っすぐイメージはアウトすぎ
バックスイングでクラブフェースを真っすぐ上げようとすると、写真のようにアウトサイドに上がりやすくなります。
アウトに上がったクラブは、ダウンスイングでインから下りてきてしまうことにつながりますので、体がつまって右へプッシュしたり、手を無理やり返して引っかけたりします。
【NG②】足元から回転させてしまうとインすぎ
背骨のラインを意識するあまり、インサイドに引きすぎてしまうのもNGです。上半身の捻転だけでなく足元から回ってしまうと、足首が外側に折れクラブはインに上がってしまいます。
このようにスイングをはじめてしまうと、ダウンスイングでクラブヘッドが外から下りてきてしまい、引っかけたり、それを嫌がって無理やり体を倒したりして、クラブ軌道が安定しません。
【NG③】手首の動きだけで軌道にのせてもダメ
軌道を意識しすぎると、どうしても手先でクラブを動かそうとしてしまいますが、これもNGです。お腹に力を入れてきちんと上半身を捻転させることが大切です。
いかがでしたか? タオルをつかってぜひ練習してみてくださいね!
有村智恵
●ありむら・ちえ/1987年生まれ、熊本県出身。159cm。通算14勝(メジャー1勝)4月に双子の男の子を出産。
構成=岡田豪太
写真=田中宏幸
協力=エースゴルフ赤坂
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