正しい体重移動のコツは“土踏まず”にあり!有村智恵が解説
ゴルファーにとって1番イヤな季節、それは”冬”。気温が下がり体が動きにくくなると飛距離も落ち、力んでしまったり、無理に体を大きく動かそうとして上手く打てない。
そんなときでも、簡単にアイアンショットの精度アップさせるコツを有村智恵プロがわかりやすくレッスン。寒い冬でも確実にグリーンをとらえて好スコアを連発しよう!
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体重をのせるポイントをハッキリさせていないとスウェーしてしまう
これからの寒い季節は、関節がかたまって動きにくくなるので、意識的に体を大きく動かして、しっかり体重移動させることがとても大切です。でも、体のどこに体重をのせればいいのかを間違えてしまうと飛距離も精度も落ちてしまいます。
バックスイングでは”右の股関節”、フィニッシュにかけては”左の股関節”に体重をのせてくださいとレッスンを受けたことがありますよね?でも、そのとおりに打つと体重は移動しますが、うまく打てません。上の写真のように股関節を意識しているだけだと、上半身が体の上にきてしまい軸がぶれてスウェーの原因になってしまいます。
スウェーしないように正しく体重移動するためには”左右の土踏まず”に体重をのせながらスイングしたいのですが、これは意識するのがとても難しいです。でも、簡単に出来る方法があります。
シューズの外側を浮かせて”足の内側に力を入れる”
まず、両足の外側を浮かせてください。そうすると、足裏の内側に体重がのっているのがわかり、内モモにキュッと力が入ります。
これができたら、足の内側全体に感じている力が抜けないよう注意しながらアドレスしてもらいたいのですが、ヒザが内側に入りやすいので注意。なるべく前(つま先と同じ方向に)に曲げるよう意識することが重要です。
あとはスイング中、足の内側から力が抜けないように意識しながら思い切って打ってください。いくら思いっきり打っても軸はぶれませんから安心して打てますよ!
足の内側から力が抜けると、スウェーするだけでなく写真のように腰が引けてしまいバックスイングをインサイドにあげてしまうミスの原因にもなりますので注意してください。
いかがでしたか? シューズの外側を意識して、アイアンの精度を上げて寒い冬を乗り越えましょう!
有村智恵
●ありむら・ちえ/1987年生まれ、熊本県出身。159cm。通算14勝(メジャー1勝)4月に双子の男の子を出産。
構成=岡田豪太
写真=田中宏幸
協力=エースゴルフ赤坂
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