弾道をコントロールするには?「まずは自分の弾道を知ることが…」と解説

球の曲がりを抑えて真っすぐ打つためにはインパクト時の「手の位置」だけを考えればいい!

そんな魔法のレッスンを紹介。

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自分の弾道を知りそれを真っすぐに近づけよう

手元の位置の変化によってヘッドの向きが変われば、弾道は自然と変化します。

手元が前に出てフェースが開けばボールは右に打ち出され、反対に手元が後ろに下がってフェースが閉じるとボールは左に打ち出されます。

手元が上がってヘッドがフラットになれば、打点が変わってボールにかかるバックスピンの回転軸が右に傾くので球はスライスします。反対に手元が下がってヘッドがアップライトになれば回転軸は左に傾き、球は左にフックします。

これらを組み合わせることで、弾道は簡単に変えることができるのです。

そのために大事なのは、自分は今、どんな球を打っているか。球の曲がりだけでなく、打ち出し方向も重要です。それを「真っすぐ」に近づけるために、手元の位置を今よりどちらに動かすかを考えるのがポイントです。

まずは自分の弾道を知ることが大事

自分の球がどっちに打ち出され、どっちに曲がっているかを知ることが大前提。それをベースに調整していく

case1右に出て右に曲がる

フェースが開いてハンドアップ。つまり、手が前に出る&浮いた状態でインパクトしている

case2右に出て左に曲がる

フェースが開いてハンドダウン。手が前に出る&低い位置にある状態でインパクトしている

case3左に出て左に曲がる

フェースが閉じてハンドダウン。手元が後ろ&低い状態でインパクトしている

case4左に出て右に曲がる

フェースが閉じてハンドアップ。手元が後ろ&高く浮いている状態でインパクトしている

向きがズレているとカン違いしやすい!

打ち出し方向は「体の向き」に対する方向。アドレスの体の向きがズレていると、打ち出し方向をカン違いしやすいので注意しよう

「打ち出し方向」と「曲がり」を分けて考える
「打ち出し方向」はインパクト時のフェースの向き
左に出る(閉じている)

手が後ろ

ボールが体の向きより左に打ち出されるのは、フェースが閉じてインパクトしているから。手元が後ろに下がっている人はこうなる

右に出る(開いている)

手が前

ボールが体の向きより右に打ち出されるのは、フェースが開いてインパクトしているから。手元が前に出ている人はこうなる

「曲がり」はバックスピンの回転軸の傾き
右に曲がる(右に傾いている)

手が高い

ボールがスライスする=バックスピンの回転軸が右に傾くのは、ハンドアップでヘッドのトゥが下がった状態で当たっているから

左に曲がる(左に傾いている)

手が低い

ボールがフックする=バックスピンの回転軸が左に傾くのは、ハンドダウンでヘッドのトゥ側が上がった状態で当たっているから

レッスン=アッキー永井
●永井研史(ながい・あきふみ)/1987年生まれ、神奈川県出身。キャンバスゴルフアカデミー(千葉県)で多くのアマチュアを指導。形にとらわれず物理学や解剖学といった観点からスイングメカニクスを分析するレッスンが好評。YouTubeのキャンバスゴルフChの登録者数は2万人を超える。

構成=鈴木康介
写真=相田克己
協力=日神グループ平川CC

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