プロキャディと契約した距離計測器ブランド！最新2モデルを解説

最新の距離計測器は「距離」だけでなくコースマネジメントや上達に必要な情報を数多く伝えてくれる。その機能はさながらツアーで戦うプロゴルファーの「専属キャディ」のようだ。

「セルフプレー」が主流の現代ゴルファーにとって、1人に1台、いや２台以上もつのもアリ！頼れる“相棒”となる各メーカーの最新モデル、本誌レッスンでもおなじみの小野耕平コーチが解説する！

VOICE CADDIE
T11 PRO

58段階で傾斜を表示
パッティングをアシストする

「T11 PRO」の最大の特徴は、グリーン付近に近づくと表示される「スマートアプローチビュー」だ。58段階で表示される「リアルグリーンアンジュレーション」によってグリーンの傾斜を客観的に把握することができ、アプローチやパッティングの助けとなる。58段階表示を鮮明に表現できるのは、明るく見やすい有機ELディスプレイを採用しているから。

5メートル以上のパッティングの際に狙い目を教えてくれる「ロングパットガイド」も新搭載、プレーヤーの迷いを少なくしてくれる。アプリを使用して機能をカスタマイズすることで、自分好みのゴルフウォッチに仕上げることができる。

小野’s Impression

グリーンアンジュレーションを見られるGPS距離計はいくつかありますが、ここまで多段階的に、しかも無料で見られるのはなかなかない。自分のドライビングディスタンスを登録しておくことで表示される「ドライバーディスタンスアーク」はティーショットで「あのハザードを超えるかどうか」をひと目で判断できるので、個人的にはイチオシ機能です。

また、「テンポ練習モード」は登録したスイングテンポでショットができているかを判断してくれるので、スイングにバラツキが出やすいアマチュアはこれを活用して練習してほしいです！

VOICE CADDIE
TL1

日本プロキャディー協会とサプライヤー・スポンサー契約

ツアーの現場で、コースマネジメントの最前線を担っているのが「プロキャディ」たち。そのプロキャディたちからのフィードバックを受けて、誕生したのがボイスキャディの「TL1」だ。ツアーでも評判の「正確性」に加え、もちやすく軽量であることからか、特に国内女子ツアーでの使用率がとても高い。

高低差機能ももちろんワンタッチでオン・オフが切り替え可能。付属のシリコンケース（イエロー）のほか、グレーやブルーグリーンなど、他カラーのケースもラインナップされていて好評だ。

機能Point　ファインダービュー

計測ボタンを押したまま、ピンを含むピン周辺をファインダー内に収めておくと、手ブレなどがあっても最長3秒でピンまでの正確な距離を計測できる。周囲の光量に適応し、ファインダー内の明るさを自動調整してくれる機能もうれしい

小野’s Impression

ゴルフアイテムを選ぶうえで「デザイン性」はとても重要。もつだけで気分が上がるものは、プレーにもいい影響を与えます。そういった意味ではこの「TL1」はポップなデザインで女性にも好まれるのではないでしょうか。スロープモードをオフにしたときに出る、さりげないピンクの表示にもデザインへのこだわりを感じます。

「日本プロキャディー協会推奨モデル」で、もちろん性能も文句なし！ 女性から競技ゴルファーまで、誰でも使えるレーザー距離計だと思います。

S P E C
VOICE CADDIE
T11 PRO
●通信仕様／Bluetooth®BLE5.1
●ディスプレイ／1.39インチOLED有機EL
●防水性能／IPX7
●サイズ・重量／ 幅50× 縦50× 厚さ16.1mm ・47.6g
● 価格／ 5万9950円

S P E C
VOICE CADDIE
TL1
● 測定可能距離／ 5～1000ヤード
●測定精度／土１ヤード以内
●ファインダー倍率／6倍
●防水性能／IPX7
●サイズ・重量／長さ108.6×高さ70×幅39.7mm ･202g
●価格／4万8400円　
※日本プロキャディー協会推奨モデル

いかがでしたか？　最新の距離計測器を使用してみてください。

●商品の問い合わせ／ボイスキャディ日本総代理店ひさいスポーツ　
TEL 059-255-8106　www.hisaisports.com

構成＝石川大祐
写真＝田中宏幸
協力＝日神グループ 平川CC