アドレスの“手の位置”だけ考える!ドライバーを真っすぐ打つコツ
球の曲がりを抑えて真っすぐ打つためにはインパクト時の「手の位置」だけを考えればいい!
そんな魔法のレッスンを紹介。
手の位置を変えればヘッドの向きは三次元的に回転する
球の曲がりを抑えるには、手元の位置を変えればいい。そんな都合のいい話はないと思うでしょうが、じつはとてもシンプルな現象なんです。
なぜなら、スイング中に腕やクラブの長さが変わらない以上、手元の位置がズレればヘッドの向きもズレる。これは物理的な必然なんです。
フェースがスクエアで当たるニュートラルな位置よりも手元が前(飛球線方向)にズレれば、ヘッドはプレーヤーから見て時計回りに回転しフェースが開きます。反対に手元が後ろにズレればヘッドは反時計回りし、フェースは閉じる。また、手元が上に浮けばクラブはプレーヤーから見て奥側に回転してフラットになり、下に沈めば手前側に回ってアップライトになる。
ヘッドの向きの変化は弾道を変化させるので、手元の位置をコントロールすれば弾道も変えられるというわけです。
インパクト時の手の位置はヘッドの位置や向きを決める!
手の位置後ろ⇒ヘッドが反時計まわりにヨコ回転
手元がニュートラルな位置から飛球線反対の後ろに動けば、ヘッドはプレーヤーから見て反時計回りに回ってフェースが閉じる
手の位置前⇒ヘッドが時計まわりにヨコ回転
手元がニュートラルな位置から飛球線方向に動いて前に出れば、ヘッドはプレーヤーから見て時計回りに回転しフェースが開く
手の位置低い⇒ヘッドが手前にタテ回転
ニュートラルな位置から手元が下がるとヘッドはトゥ側が上がり、ヒール側が下がってアップライト方向に回転する
手の位置高い⇒ヘッドが奥にタテ回転
ニュートラルな位置から手元が上がればヘッドはトゥ側が下がり、ヒール側が上がってフラット方向に回転する
いかがでしたか? 手の位置を確認していきましょう。
レッスン=アッキー永井
●永井研史(ながい・あきふみ)/1987年生まれ、神奈川県出身。キャンバスゴルフアカデミー(千葉県)で多くのアマチュアを指導。形にとらわれず物理学や解剖学といった観点からスイングメカニクスを分析するレッスンが好評。YouTubeのキャンバスゴルフChの登録者数は2万人を超える。
構成=鈴木康介
写真=相田克己
協力=日神グループ平川CC