曲がらない球を打つためのフォロー!フェース向きを確認して方向性アップ

「連続写真を見るのが大好き」という市原建彦は、とくに“フェースの向き”をチェックしてスイングを研究し、レッスンにも活用しているという。

「フェース向きにはスイングと球筋がよくなるヒントが隠されています。それをマネることで上達を目指しましょう!」(市原)

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フォローのフェース向き➊
上を向くは×!左(背中側)を向くが○

フェースの返し方は、体の回転に同調させるのが○。体の回転に合わせて腕を振る。腕を振るとフェースは自然に返り、返す動きも遠心力アップにつながる。体の回転と腕の振りの同調は、クラブをもたないシャドースイングで感覚をつかもう

腰から腰の範囲のフェース向きは全選手共通」のフォローサイドを詳しく説明します。フォローのシャフトが地面と平行になる位置では「ヘッドは100%返している」。これは、球をつかまえて打つだけでなく、クラブをリリースしてパワーの出力を上げた結果でもあります。

打球のつかまりすぎを抑えるためにヘッドを真っすぐ目標に出し、フェースを上に向けた状態で振ろうとしても、それはイメージとしてのみ。フェードヒッターでも、左に飛ぶのを嫌がるハードヒッターでも、ご多分に漏れずハーフウェイフォローでのフェース向きは「左(背中側)に向ける」になっています。

フェードでもドローでも、インに振ってもアウトに振ってもハーフウェイフォローでのフェース向きは左(背中)側

何かを矯正するためにはフェースを上に向け振ってもいいが、スイングがよくなると右方向に飛ばない球が出てしまう

笹生優花

米女子ツアーのスタッツで約270ヤードも飛ばしている笹生のハーフウェイフォローでのフェース向きも完全に左(背中側)。体と腕、クラブの同調性が高いため、フェースを返して打っても曲がらない

いかがでしたか? フェースの向きを背中側へ向ける意識を持って、練習してみてください。

笹生優花

レッスン=市原建彦
●いちはら・たつひこ/1978年生まれ、神奈川県出身。1996年世界ジュニアゴルフ選手権優勝。2006年アサヒ緑健よみうり・麻生飯塚メモリアル優勝で国内レギュラーツアー1勝。現在はミニツアーの開催やメディアでの試打解説やレッスンで活躍中。

写真=田中宏幸、ゲーリー小林、田中安啓、相田克己
協力=エースゴルフクラブ 千葉
撮影トーナメント=パナソニックオープンレディス、ワールドレディスサロンパスカップ

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