HS40m/秒前後のゴルファーが一番飛ばせるヘッド!新作ドライバーを女子プロが試打
劇的進化を遂げたHONMAの「TW767」を鹿又とふたりの女子プロがとことん試打!
すると、3人とも「HONMA史上最高のクラブ」との声が上がった!
MOI「10K」突破!打感・顔・飛びのよさが光るドライバー
鹿又 今回は、TEAM HONMAの林菜乃子プロと吉川桃プロ、本間ゴルフ企画担当者の鈴木隆弘さんのお三方にお越しいただきました。まずは鈴木さん、今回の開発コンセプトは?
鈴木 今までの「TW」はツアーモデルという印象でしたが、今回はやさしさを追求しました。
鹿又 そのやさしさが10K(慣性モーメント10000g・㎠)ですか?
鈴木 それもありますが、高慣性モーメントだけではありません。
鹿又 吉川プロの印象は?
吉川 3モデルとも顔も打感もいい。試合では「TW767」のプロトタイプを使っていますが、球筋が安定しています。「MAX」は球が高く上がりやすいですね。
鹿又 林プロはどうでしたか?
林 トラックマンで計測しながら打ちましたが、1番驚いたのは初速の速さ。今回の「TW767」は飛ぶな、と思いました。
鹿又 トータルの飛距離は?
林 いつもは215ヤードくらいなのに「TW767」は220ヤードを超えていました。しかも低スピンすぎず、適正なスピン量が入ってくれるので、打球が高く上がりますね。
鹿又 慣性モーメントが大きいのに打感・顔・飛距離が出る秘密はどこにありますか?
鈴木 1番のポイントは「カーボンロールテクノロジー」です。開発チームではサンドイッチと呼んでいたのですが、フェースがチタン、中央部分がカーボン、そしてバック側をチタンにしてカーボン部分を挟む構造にしました。しかも、カーボン部分は一体成型にしてグルー(接着剤)を使っていないので、エネルギーロスを抑えられる。この構造によって反発係数を上げながら、慣性モーメントを最大化しました。
鹿又 「TW767」と「TW767MAX」はヘッドスピード40m/秒前後のアベレージゴルファーが一番飛ばせるヘッドでとてもやさしい。「LS」も決して難しくはなく中級者でも十分に使いこなせるドライバーですね。
【TW767】10Kなのに振りやすい
慣性モーメント「10K」を実現したのにとても振りやすく、高初速・高弾道で飛ばせる。フェースの広い範囲で反発エリアを最大化。ミスヒットにも強い。
SPEC
●ロフト角/9、10.5度 ●体積/460cc ●長さ/ 45.5インチ
●重さ・バランス(VIZARD EZ-C・R) / 約302g・D2 ●価格/ 10万2300円
【TW767 MAX】ハイドローが簡単に打てる
投影面積が最大の「MAX」は、ドローバイアスにしたことでつかまりがいい。構えたときのヘッドの見た目に安心感がある。打ち出しが高く上がるためハイドローが楽に打てる。
SPEC
●ロフト角/ 9、10.5、12度 ●体積/ 460cc ●長さ/ 45.5 インチ
●重さ・バランス(VIZARD EZ-C・R)/ 約299g・D1 ●価格/ 10 万2300円
【TW767 LS】強い打球に安定感をプラス
フェース側に重心を配置する浅重心設計で、強い打球を打てることが魅力。操作性が高いことはもちろん、寛容性を高めたことで安定感をプラス。スピン量を抑えることも容易だ。
SPEC
●ロフト角/ 9、10.5 度 ●体積/ 450cc ●長さ/ 45.5 インチ
●重さ・バランス(VIZARD EZ-C・R)/約302g・D2 ●価格/ 11 万5500 円
4つのシャフトを同じ価格で選べる
自社開発のVIZARDシャフトは、調子が異なる4タイプをラインナップ。どれも同価格で自分に合ったシャフトを選べる
試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
林菜乃子
●はやし・なのこ/1997年生まれ、神奈川県出身。154cm。ステップアップツアー1勝。24年はレギュラーツアー12試合に出場。
吉川 桃
● よしかわ・もも/1998年生まれ、栃木県出身。156cm。ステップアップツアー1勝。24年はECCレディス2位など。美・Style所属。
HONMA Product Marketing本部
鈴木隆弘さん
構成=野中真一
写真=田中宏幸
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)
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