武井壮がゴルフの“試合”に参戦した感想を語る!これからの目標とは?

百獣の王こと武井壮が、プロゴルファーを目指していろいろな経験を積むのがこの企画。

8月にはミニツアーの「FJ-TOUR」と PGAシニアツアーの「マルハンカップ 太平洋クラブシニア」の2試合に出場。“試合”に参戦した武井の感想をお届けする。

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NIPPON SHAFT CUP 2024

FJ-TOURの「NIPPON SHAFT CUP2024」で撮影。組み合わせはワッグル枠!?

武井の同伴者は偶然にもレッスン企画にも登場する奥嶋誠昭コーチとファンキークレイジーハルコーチ

「ひとりでもプロより上の順位に」「試合で70台を出す」の両方を達成

再びゴルフ熱を上げて練習量を増やし、昨年のティーチングプロ実技試験合格のころに少し近づいたショットとプレーができるようになってきたので、8月はミニツアーと推薦をいただいてPGAのシニアツアーに出場しました。

FJ-TOURの今大会はミニツアーでも、レギュラーツアーでの優勝経験があるプロから下部ツアーで経験と実績を積んできた勢いのあるイキのいい若手まで120人以上が参戦。僕はひとりでもプロよりいい順位であがること、そして試合でも70台を出すことを目標に挑みました。

ミニツアーでは両方の目標をなんとか達成できましたが、やはり試合ではそれ以外にも多くの収穫がありますね。

ただ、前半ハーフは久々の試合ということもあってか、念入りに仕上げてきたはずのドライバーが火を噴かず、ハザードに打ってしまうミスもあってスコアは41……。しかし、ここからが勝負で、自分の成長を感じられるゴルフができたと思います。

後半ハーフは2バーディの37

後半ハーフのテーマは「集中して丁寧にプレーする」。ふだんから大事なことだが「試合だと、それをより強く意識して実行できる」と気合いを入れ直してスタート

気持ちを切り替え、後半のゴルフのテーマは「集中して丁寧にプレーする」に。プライベートのゴルフでは、前半に崩れると後半もその流れを引きずり、ボギーが止まらずもっと打ってしまうスコアになることが多いけど、今日は「ティーショットをしっかりフェアウェイに置いて、グリーンに乗せたら2パットで上がる」プレーを心掛けてスタート。

幸先よく後半のスタートホールでバーディを獲る武井。4ホール目もバーディ。その後も何度も3メートル以内のバーディチャンスにつけるが惜しくも入らず。タラレバだが、これが入っていれば後半スコアはアンダーもあった!

すると、後半のスコアは1オーバーの37に。前半とは打って変わって何度もバーディチャンスにつけることができました。そのチャンスを2つしか決められず「もっと縮められた〜」と悔やむ気持ちもありますが、後半のプレーは全体的に納得できるクオリティと今後につながることも得られました。

「世界中のツアーを回る」は夢じゃない

プロと比べたら何もかもがまだまだですが、それでも「試合に出る」のはあらためて非常に有意義であることを実感。いずれ「世界中のツアーを回る」という大きな目標があるなかで、男子プロとフルバックティーから回っても、試合のほうがいいスコアが出るようになってきています。

今回のように「集中して丁寧にプレーする」、ドライバーは狙ったラインに打ち出す。パットのラインはしっかり読む。ふだんはなんとなくやってしまっていることをデフォルトでできるクセをつける。これは昨年のティーチングプロ実技試験の前から学んで実行していたのに、最近は怠っているのを試合に出ることで思い出しました。

これを入れてバーディを獲れば一気に順位が上がる奥嶋選手の最終ホールのパット。距離は10メートルもあったがラインを見事に読み切りカップイン!「今日の奥嶋くんはとにかく勝負強くて、アンダーを出す極意を学んだ」と武井

同伴した奥嶋くんはトータル3アンダーで回りましたが、とにかく勝負強かった。ショットはたまに乱れることがあっても、5から10メートルのパットを6つくらい沈めてパーを拾ったりバーディを獲っていた。そんなときの丁寧さや集中の仕方はとても参考になり、僕も上がり4ホールは全部パー。ただ、奥嶋くんより近いバーディチャンスもあったのに、決め切れなかったのはすごく悔しかったです!

ケガが完治していないなか強行出場した、ファンキークレイジーハルこと土屋晴紀選手。本来のスイングと持ち味の大きな飛距離を出せなかったが、短い番手とショートゲームではナイスプレーを見せた

この経験と知識をその後のマルハンカップ 太平洋クラブシニアにももっていきましたが、この日はふだんしない言い訳をしたくなるほどアンラッキーすぎる出来事が多すぎた……。でも、2日間、レギュラーツアーでも大活躍したプロたちのプレーを間近で見て、たくさん感じること、得るものがありましたね。

PGAティーチングプロのライセンス取得は、学科などを受けるスケジュールがとれなくて頓挫していますが、まだあきらめていません!

また、国内だけでなく来年の頭のタイのシニアツアープロテスト受験も視野に入れています。これまで「あれも無理、これも不可能」といわれてきましたが、ほぼ予定どおりに少しずつ実現してきました。将来的な大きな目標に掲げている「バッグ担いで世界中のツアーを回る」も決して夢のままでは終わらない。世界に飛び出し、アジアのシニアツアー出場も目指します!

武井壮
●たけい・そう / スポーツ、芸能の枠を超えて活躍するマルチタレント。テレビ東京系列で「武井壮のゴルフバッグ担いでください」(日曜朝9:30から)をオンエア中。YouTubeにて「ネイティブキャンプ presents 武井壮の世界進出」を展開。
●オフィシャルサイト gogotakei.com/
●X(旧Twitter)アカウント @sosotakei
●インスタグラムアカウント sosotakei

写真=田中宏幸

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