渋野日向子の愛用パターを解説!“美顔”で安心感が魅力

今年は新作パターの当たり年!日本ツアーでも米国ツアーでもニューモデルを使いはじめた選手が大活躍している。

その話題作を鹿又芳典が試打して、それぞれの特徴を語る。

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ピンはパターでも直進性MAX!名器の顔と高慣性モーメントで真っすぐ打てる!

ピンといえば、ピン型パターを生んだパイオニアですが、今人気なのがオーソドックなピン型をベースにしつつ、ソール幅をワイドにした「アンサー 2D」。海外女子メジャーで2試合連続トップ10に入った渋野日向子選手が使っているパターです。他メーカーにも同じような形状のパターはありますが、ピンはアドレスしたときの「顔」のよさが抜群。

PGAツアー選手に人気の「DS72」もオーソドックスなハーフマレットの「美顔」が評価されています。

構えやすくてやさしいのがピンの魅力です!
定番形状も大型マレットも構えやすいのがピンの魅力。そのうえでやさしさもある

もうひとつ、ピンの特徴は超・高慣性モーメント系のパターに挑戦していること。蟬川泰果選手が使いはじめた「PLD アリーブルー 4」は軽量のアルミニウムボディに重量感のあるソールプレートを装着したことで、低重心かつ高慣性モーメントになっています。ピンはドライバーだけではなく、パターも高慣性モーメントが魅力です。

ピン PLD ミルド DS72

右に外すミスが減る!まったく反射しない仕上げ

ちょうどいいサイズのハーフマレットで、操作性とつかまりのよさを両立。マレットでも右に外すミスが出にくいです。

また、ガンメタリック仕上げは、炎天下の直射日光の下でもまったく反射が気になりません。

SPEC ●ロフト角/3度 ●ライ角/70度 ●長さ/34インチ ●価格/6万6000円

ビクトル・ホブラン×PLD MILLED DS72

2023年のPGAツアー年間王者となったホブランのエースパター。自ら開発にも携わった
※ホブランの実使用はカスタムモデル

ピン ピン パター アンサー 2D

打感はやわらかいけどしっかり音が出せる

ブレード型に比べると、少しソール幅が広いので構えたときに安心感があります。

クランクネックの作りが美しく、すごくやわらかい打感ですが、インパクトでしっかり音が出るので距離感が合わせやすいですね。

SPEC ●ロフト角/3度 ●ライ角/70度 ●長さ/34インチ ●価格/3万9600円

渋野日向子×PING PUTTER ANSER 2D

渋野が昨シーズンから使いはじめた「アンサー 2D」は、従来のアンサー2よりソール幅が約18%広い

ピン PLD ミルド アリー ブルー 4

上下の打点ズレに強い見た目より操作性がある

大型マレットですが、思ったよりも操作性がよくて、ゆるやかなインサイド・イン軌道で打ちやすい。

慣性モーメントが大きいのでミスヒットに強く、とくに上下の打点がズレたときも転がる距離が安定します。

SPEC ●ロフト角/3度 ●ライ角/70度 ●長さ/34インチ ●価格/6万6000円

蟬川泰果×PLD MILLED ALLY BLUE 4

昨年までオーソドックスなピン型の「アンサー」を使っていた蟬川だが、今シーズン途中から超大型マレットを投入

いかがでしたか? ぜひパター選びの参考にしてください。

試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートのほかに、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

構成=野中真一
写真=田中宏幸、田辺安啓、ゲーリー小林
協力=ジャパンゴルフスクール

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