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上級者に好まれる顔?左が怖くなくなるフェード系ドライバーを検証してみた!

曲がりを防ぐ性能をもつ、といわれるクラブが多々あるが、それはいったいどのくらいの効果があるのか?

ヘッドスピード40m/秒前後、曲がり方も典型的なスライスとフックが出るアマチュアが打って、データ解析を得意とするアッキー永井が分析&レッスン!

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フェード系ドライバー「左が怖くなくなる」代表2モデルを検証!

ロイヤルコレクション TM-X(左)
プロギア RS F(右)

通称「逃げ顔」と呼ばれたりもする分類のヘッドたち。ヘッドに対してシャフトがストレートに挿入されており、構えやすいのが上級者に好まれる理由のひとつでしょう。

つかまりすぎない安心感から、しっかり振り切れるのでフッカーにはドンピシャの感覚が得られるかもしれません。ただ、比較的重心が浅い傾向にあるので打球の「高さ不足」には要注意ですね。

逃げ顔ヘッドでフッカーは強弾道ストレートに、スライサーはストレートフェードになる

フッカーのAさん:やっぱりフェースがかぶっていないと安心感がありますね。これなら思い切り叩きにいっても左に曲がらない気がします!

スライサーのBさん:私は普段からちょっとスライス気味ですが、意外と逃げ顔は好きなんです。自然に右に曲がってくれるぶんには安心できます。

ロイヤルコレクション TM-X

美しい洋ナシ形状で非常に構えやすい。重心も深すぎず、操作性がよくて左へのミスが出にくいモデル。

クラウン部分のマットな塗装も落ち着いた印象で◎

アッキー’s インプレッション

Aさんはもともとプッシュアウトしてから左に曲がるタイプのフックを打っていましたが 、TM-Xを打つとスイング軌道にも変化が 。つかまりにくい見た目の印象から腕のローテーションがうながされた結果、いつもならインサイドから入るヘッドがアウトサイドから入ってきました。

フェースの向きは「0.4度左」なので、ほぼスクエアといっていいでしょう。少し左に出てストレート軌道のいい球になりました。平均して低スピンボールが出ていて、やはりアスリートに好まれそうですね。

プロギア RS F

ルール“ギリギリ”の反発性能を追求するRSシリーズの最新作。

「F」はとくに美顔の洋ナシ形状。フルチタンボディのヘッドからボール初速の速い打球が打ち出される。

アッキー’s インプレッション

スライサーのBさんだと、さらにスライスしてしまうかと思いましたが、結果は意外にもストレートフェードでした。もともと少しつかまり顔のクラブでフェースターンを抑えて打っていたのかもしれません。RS Fドライバーを打ってみると、フェースが「2.3度・右」を向いていたのが0.2度まで収まりました。

その逃げ顔にうながされたのか、フェースは以前よりもスクエアになってインパクトを迎えていることがわかります。重心設計の意図どおりにスピンが減ったのも、パワーヒッターには大きな見どころではないでしょうか。

レッスン=アッキー永井
●ながい・あきふみ(永井研史)/1987年生まれ、神奈川県出身。“アッキー”の愛称で親しまれている人気コーチ。人体解剖学や物理学の視点を取り入れたわかりやすいレッスンに定評がある。

構成=石川大祐
写真=田中宏幸
協力=エースゴルフクラブ千葉

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