女子プロが“2,000万円の高級車”をゲット!しかしすぐもらえない…その理由は?
「ポルシェを受け取るのは、来年(2025年)に入ってからだそうです」とジョディ・エワート・シャドフ(英国/36歳)が教えてくれた。
【関連記事】人気女子プロの“バッグの中”は何が入ってる?ラウンド中の女子プロに突撃!
世界で初めてポルシェを獲得した女子プロゴルファー
シャドフは、今年7月11日のエビアン選手権初日、16番パー3でホールインワンを達成。その副賞として11万8910ユーロ(約2000万円)のポルシェをゲットした。その納車が来年になるというので、なぜすぐに貰えないのか、そもそも、どういうプロセスを経て納車されるのか、シャドフに詳しく聞いてみた。
この副賞のポルシェは“マカンターボElectric”。ポルシェ初のフル電動SUVで、今年発売されたばかりの新モデルだ。もちろん、エビアン選手権が開催されたフランスでも同車の受注生産を受け付けているが、フランス国外へ輸送するとなればコストや手間がかかる。そこで、シャドフはアメリカで受注し、自宅から一番近い米国フロリダの販売店で受け取れる日を待つことにした、というわけだ。
実は、ポルシェは憧れの車だったらしく「いつか乗ってみたいなーと思っていたので、タイヤの色とか内装とか、どんな風にしようか、すごく楽しみ!」と目を輝かせた。
ちょっと待って、カスタマイズしていいんだ。「はい、内装色、タイヤ、機能性のオプションなど、自分の好みに合わせてカスタマイズできるそうです」副賞は標準装備のものなので、そのカスタマイズの料金や保険代は選手自身で支払う必要がある。
外装の色は無料で選ぶことができる。「(外装色は)3色から選べると聞きました。アイスグレーメタリック(シルバーグレー系の色)に決めています。え、色を選んだ理由ですか?フロリダは暑いんで、濃い色よりも薄い色の方が、暑さ対策になるかなと思って」
こういった詳細は、今秋にシャドフは米国のポルシェの担当者と話し合って、発注するという。
また、シャドフがちょっと気になっているのは税金のこと。「フランスで副賞が当たったから、フランスに税金を支払う必要があるのか、それともアメリカで受け取るから、フランスには支払わなくていいのかなど、調べてもらっているところです」世界各地を転戦する米ツアーならではの諸事情だ。
ちなみに、シャドフはポルシェに乗れる日が来るのを心待ちにしているが、副賞で車が当たっても何らかの理由で車が不要なこともある。米ツアーでは、そういった場合、当該選手は受け取ることを断ることができる。
写真=南しずか(写真3枚目)
PHOTO&TEXT Shizuka MINAMI
●みなみ・しずか / 東京都出身。2009 年より米女子ゴルフツアーを取材。ゴルフ雑誌や「ナンバー」「Sports Illustrated」などスポーツ誌に写真を提供。
【あわせて読みたい】
約10万円でタイで豪華ゴルフコンペに参加できる!3泊2ラウンドのお得旅
「7番アイアンで200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離”に特化したアイアン4選
7番ウッドを選ぶ時の「4つのポイント」!最新15モデルを試打解説