FWで飛ばすときのアドレスは?ボール位置とスタンスが重要
ボールをティーアップして打つドライバーと、地面の上から打つFWでは「飛ばし方」が違います。
2オンのチャンスを確実にモノにするにはFWならではのテクニックをマスターしましょう!
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高く上げて飛ばすなら左に置いてワイドスタンス
池越えや打ち上げなどキャリーが必要なときに有効なテクニックだ。
レベルブローのインパクトが基本
真芯に当てるには、ヘッドを低い位置から入れて、低い位置に出すというレベルブローのインパクトが大事。どんなテクニックを使っても、この基本は同じだ。
状況によって3つのテクニックを組み合わせる
2オンを狙うとき、僕は次の3つのテクニックを使います。ひとつ目は、スタンス幅をいつもより広くして、いわゆるワイドスタンスにします。これによって下半身が安定し、強く振っても軸がブレない。重心を下げてお腹に力を入れると、ボールをより強くヒットできます。
ふたつ目は、ボール位置をひと工夫。高い球でキャリーを出すなら、ボールを半個から1個ぶん左(目標側)に。低い球でランを増やすなら右にズラします。つまり、高く上げて飛ばすときは、ボールを左に置いてワイドスタンスにするわけです。
そしてワンランク上のテクニックが、スタンスの向きを変えることです。状況によってクローズにしたりオープンにしたりして、球筋をコントロールしながら飛ばします。
強く振っても軸がブレない
飛ばすときは、両足をそれぞれ5センチくらい広げて、ワイドスタンスにする。重心をほんの少し下げて、お腹にグッと力を入れるのがコツ。
左に置くとキャリー右に置くとランが増える
3Wの場合、左足カカトの延長線上よりボール2個ぶん内側が基本のボールポジション。それを基準にボール半個~1個左に置けば、高い球でキャリーが増え、右に置けば低い球でランが増える。
右足を引いてクローズに構える
スクエアに構えるのが基本だが、残り距離や風向き、グリーン手前の傾斜などによって、クローズスタンスとオープンスタンスを使い分ける。「もう少し飛ばせばグリーンに届く」という場面は、右足を引いてクローズにする。
いかがでしたか。片岡プロのレッスンをぜひ参考にしてください。
レッスン=片岡尚之
●かたおか・なおゆき/1997年生まれ、北海道出身。171㎝、67㎏。5月のジャパンプレーヤーズチャンピオンシップでツアー初優勝。翌週のダイヤモンドカップとダンロップ・スリクソン福島で4位タイに入るなど、大ブレイク中! フリー。
構成=小山俊正
写真=相田克己
協力=浜野ゴルフクラブ