ラウンド前やミス直後に“絶対やるべき素振り6選”!人気コーチが解説
素振りは家だけでなくコースでも有効です。スタート前の練習で素振りを効果的に活用すれば、ウォーミングアップにも、動きの確認にもなります。たとえば「クラブを片手に1本ずつ計2本持って、ぶつけないようにスイングする素振り」は、クラブの重さを感じやすく、しかも両腕の一体感を養うのに効果的です。
【関連記事】約10万円でタイで豪華ゴルフコンペに参加できる!2泊3日で2ラウンドのお得旅
ドライビングレンジでボールを打つ前もまずは素振りから
自然と軌道もよくなり、スイングが整います。また「両ワキにタオルを挟んだままクラブを振る素振り」もオススメ。ワキの適度な締まりが確認でき、上腕と体の一体感が生じるので手打ちを防ぎます。
スタート前 クラブ2本平行素振り
左右の手にウエッジを各1本持って、2本の間隔を平行に保ったままスイング。両腕の自然な動きをチェックでき、ウォーミングアップとしても有効
クラブがぶつかったり交差しないように振る
腕の動きがバラバラだとクラブがそろわず、ぶつかったり交差してしまうので、そうならないように注意
腕ではなく体の入れ替えでクラブを振る
腕を左右に振るのではなく(×)、左右の半身を前後に入れ替えるような動作でスイングするのがポイント(○)
スタート前 タオル挟み素振り
大きいタオルなどを左右両方のワキに挟んだままスイング。上腕と上体の一体感をキープしたまま動く感覚が養われ、手打ち防止に効果がある
ワキに挟んだタオルを落とさずにフルスイング
トップやフィニッシュでタオルが落ちる人は、振りすぎだったり腕が体の正面から外れている証拠
腕や肩に力を入れてタオルを挟むのではなく(×)、上腕を胸の上に乗せるようにして挟めば(○)リキまない
ミスのあとのリキみをリセットするのに素振りはとても有効
ラウンド中にも素振りをうまく活用すれば、ミスを繰り返さずにプレーを改善させる特効薬になり得ます。ミスしたあとというのはどんどんリキんでいくものなので、その力感をリセットするのに「右手1本素振り」や「左右持ち換え素振り」はとても効果的。
また、ダフッたときには「左体重素振り」、スライスしたら「クラブ立て素振り」などをして、いい動きを取り入れるようにすると、ミスが連続する悪循環を防ぐことができますよ。
ミスの直後→逆さ持ち片手素振り
クラブのヘッド側を右手で持ってクラブを軽く感じながら、左右に繰り返し振る。歩きながらでいいので、リキまずに軽くやわらかく連続で振るのがポイント
手首をやわらかく使って軽く振る
ヒジも手首も脱力して、なるべくしなやかに、軽やかに振ろう。余計な力が抜けて、リキみによる連続ミスを防げる
ミスの直後→左右持ち換え素振り
リキむとグリップも強く握りがち。スイング中にクラブを左右の手で受け渡しながら素振りをすると、手のリキみも抜け、左右の手の役割も再確認できる
ミスの直後→スライスのあとはクラブ立て素振り
左手でクラブを地面に立てて、右手で素振りをすることで、スライスの原因になる体の開きを抑える意識づけができる。スライス後にやろう
体を開かずにヘッドを走らせていく感覚がつかめるので、スライス矯正に有効な素振り
ミスの直後 ダフッたあとは左体重素振り
右へのスエーや右に体重が残ったインパクトがダフリのおもな原因(×)。左足体重のまま振り切る素振りで、しっかり左に乗ったインパクトを確認しよう
レッスン=田中 徹
●たなか・とおる。1988年生まれ、千葉県出身。168㎝、70kg。自称「1兆個のドリルをもつ男」と名乗り、インスタグラムのリール(動画)が大人気。「Bull Golf」など都内でレッスンも行なっている。Bull Golf代表。
構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=日神グループ 平川CC
【あわせて読みたい】
「7番アイアンで200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離”に特化したアイアン4選
7番ウッドを選ぶ時の「4つのポイント」!最新15モデルを試打解説