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チェ・ナヨンのコーチが推奨するスイングメソッドとは?手足の動きを強調する方法を公開!

多くの海外コーチのメソッドを現地で直接指導を受けてきた吉田洋一郎がその概要をアマチュアにもわかりやすく解説。

今回は、レッドベターの下で経験を積み、チェ・ナヨンなどを指導したケビン・スメルツを紹介する。

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メソッドを習得 Step1 ツマ先を浮かせる極端なフットワークでスイングする

「パーツ別に大袈裟に動かして振ると習得しやすい」

足裏の動きを強調し、バックスイングでは右ツマ先を、ダウンスイングでは左ツマ先を浮かしながらスイングしてみる。足裏の動きによって体が自然と回転する感覚がわかりやすい。

バックスイング(上写真)、ダウンスイング(下写真)

最初はバランスを崩してもいいので、素振りで極端に動きながら振ってみよう。

メソッドを習得 Step2
「右手&左足」と「左手&右足」を別々の動きで練習

トップから切り返しの動きは右手でクラブを持ち、左足の動きに集中して行う。

トップから切り返しのスクワット動作を左足と右手で、ダウンスイングからインパクトへの右足のねじり込みを右足と左手で行う。それぞれ分離して、そこだけに集中して練習するのが、動きを体得するコツだ。

ダウンスイング以降の動きは左手でクラブを持ち、右足の動きに集中して行う。

メソッドを習得 Step3
切り返しの踏み込みを下半身の動きだけ取り出して練習

トップの形から「左足の踏み込み」(中央写真)→「右足のねじり込み」(右写真)と順序立てて、意図した動作を確実に行う。

Step1と2の動きを総合し、下半身だけの動きに集中してシャドースイング。切り返しで踏み込む動作のあとに右足をねじり込む。動きを分離し、順番を意識しながら行うことが大事。

ケビン・スメルツ
D・レッドベターのアカデミースタッフとして頭角を現し、日本でも指導歴のあるコーチ。現在はジュニアゴルファーの育成などに力を注いでいる。

チェ・ナヨン
1987年生まれ、韓国出身。04年にプロ転向し、08年からはUSLPGAに本格挑戦。12年の全米女子オープンなどアメリカで通算9勝をあげている。

解説・レッスン=吉田洋一郎
●よしだ・ひろいちろう/1978年生まれ、北海道出身。スイング研究に強い情熱を燃やし、海外で直接有名コーチのメソッドを学び知識を広げる。日本ゴルフスイング研究所主宰。

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本連載企画の解説者・吉田洋一郎コーチの新書「ドライバーの飛ばし方がわかる本」(小社刊・定価1078円)が発売中。今話題の「地面反力」の第一人者である吉田が、飛距離アップの秘訣を解説・レッスン。海外最新情報も盛り沢山の1冊だ。

構成=鈴木康介 
写真=中野義昌、アフロ 
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)

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