最新ドライバー4本を一気試打!専門家とアマチュア3人の打ってみた感想は?
クラブのなかで、もっともテクノロジーの進化が著しいのがドライバー。さまざまなタイプがあって、どれも「飛んで曲がらない」と高い評価を得ている。
その人気・話題の新作ドライバーたちは、どんなゴルファーに合うのか?編集部が気になるドライバーを絞って、ギアのご意見番・鹿又芳典に試打・解説を依頼。
鹿又に加え、タイプの違う3人のアマチュアのコメントも参考に、いちばん飛ぶドライバーを手に入れよう!
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テーラーメイド Qi10 MAX
【鹿又Check】テーラーメイドのイメージを覆す圧倒的なやさしさ
慣性モーメントが10000g・㎠を超えた「Qi10 MAX」は、今までのテーラーメイドのイメージを覆すほど圧倒的なやさしさがあります。打球も上がりやすくて、とにかく曲がらない。
他メーカーの高慣性モーメントドライバーと違って、極端な深重心になっていないのでとても振りやすい。新世代の高MOI系ドライバーです。
【編集M】いい意味でカーボンらしさがなくなった
ステルス、ステルス2を経て、カーボンフェースのドライバーの完成形ができた印象。
打感、打音など「カーボンだから……」という違和感がまったくなくなりましたね。
テーラーメイド Qi10 LS
【鹿又Check】パワーヒッターでもヒッカケ、フケ上がりが出ない
「Qi10 MAX」とは違い、これぞテーラーメイドというのが「Qi10 LS」。中弾道のロースピンタイプでヘッドスピード45m/秒以上のパワーヒッターが打っても左に引っかけたり、フケ上がりのミスが出ません。
打球をコントロールするイメージが出せるヘッドシェイプも含めて、バリバリのツアーモデルという印象です。
【ライターN】かなりハード! スピン量が多い人に
アマチュアゴルファーにとってはかなりハードなドライバー。
ただし、バックスピンが多くて悩んでいる人は大幅に飛距離アップする可能性を秘めています。
マジェスティ プレステジオ13
【鹿又Check】上質な打感と打球音にハイレベルな軽量シャフト
260g台の超軽量設計ですが、シャフトは軽くても芯があるので、スイング軌道が安定します。先端に超高弾性カーボンシートを使っているので適度なつかまり感があって、振り遅れのミスにも強いです。
高級感もあり、爽快な打球音はドライバーを打つのが楽しくなると思います。シニア世代のスライサーにはベストマッチでしょう。
【シニア代表】ナイスショットを誘導してくれる!
打つのがもったいないくらいキレイなゴールド。
丁寧に振ると、ヘッドが勝手にナイスショットを誘導してくれる感覚があって余計な力を入れずに打てる。これは簡単です!
グローブライド オノフ ドライバー AKA
【鹿又Check】今年のベスト3に入る1本!「KURO」のよさもあり
個人的には今年のベスト3に入る1本。私のようなヘッドスピード42m/秒で、ややフェードヒッターのゴルファーには理想的なドライバーです。
「AKA」の魅力であるやさしさ、打感のよさを継承しながらも「KURO」の操作性や打球の強さも融合されていて、今までの「AKA」と少し違う感じが私にハマりました。
【ライターN】芯が広くてボールスピードが落ちない
極端なシャローヘッドになっているわけではないのにとにかく芯が広い。
ミスヒットしてもほとんどボールスピードが落ちないので、ドライバーのタテ距離が安定します。
いかがでしたか? この記事を参考にお気に入りのドライバーを見つけましょう!
試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
ベテラン編集者M
●ドライバーのHS40前後、平均スコア85。ゴルフも編集者歴もベテランの域で「ドライバーは飛距離じゃない!」というが、それも強がりになってきた50歳。
シニア代表・氏家英助さん
●ドライバーのHS30後半、平均スコア90台。同年代の仲間とゴルフ同好会を結成し、月4~6でラウンドを楽しむ80歳。メンバーに負けない飛距離がほしい!
ゴルフライターN
●ドライバーのHS42前後、平均スコア90前後と、世の一般男性ゴルファーに多いタイプ。ギアの知識はかなり豊富で、あらゆるゴルフメディアで執筆中。
構成=野中真一、編集部
写真=田中宏幸
協力=ジャパンゴルフスクール
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