全スライサー・フッカー必見!ミス防止のコツは「左ヒジを……」

アマチュアの2大ミス「スライス・フック」の克服のための基本から、曲がり方のタイプ別まで、「なぜ曲がる?」「どうやって直す」を徹底レッスン。

狙ったターゲットに真っすぐ飛ばせるゴルファーになる!

【関連記事】約10万円でタイで豪華ゴルフコンペに参加できる!2泊3日で2ラウンドのお得旅

振りやすさとフェースの向きがよくなる!“全スライサー・フッカー向け”レッスン

スライス・フックは、アドレス時の左ヒジの向きで防ぐことができます。一般的に「ヒジは外に向けて構えるのはNG」とされていますが、スライサーの場合、それがスライスの原因になっているケースがあるのです。

左ヒジを下に向けた構えからバックスイングすると、肩の下くらいで窮屈になります。そこからクラブをもっと高く上げようとすると、左腕をフェースが開く方向に回してしまいますが、そうなってもインパクトまでにフェースが閉じるほうに回して打てるといいのですが、スライサーは開きっぱなしになってしまうのです。

フッカーは、左ヒジを下に向けますが、その効果はスライサーとは逆で、腕を積極的に回して振り上げてほしいから。腕の回転によって体も大きく回すとフックが防げます。

【スライス防止】左ヒジを外に向ける

左ヒジを外に向ける

左ヒジを外に向けた状態からのバックスイングは、トップまでにフェースを開かずスクエアな向きをキープしやすい。

振り下ろすときもフェースを開かずにインパクトできる。

左ヒジを下に向けた構えからクラブを振り上げると、途中で窮屈になる。

もっと高く上げるためには腕の回転が必要になるが、腕を回すとフェースが開く。その開いたフェースをスライサーは戻せない

【フック防止】左ヒジを下に向ける

左ヒジを下に向ける

左ヒジを下に向けたら、腕も体も積極的に大きく回して深いトップを作る。

フッカーはフェースを返して打つのが上手なので、腕を回してトップまでにフェースが開いてもOKなのだ。

左ヒジを下に向けるとルーズさがなくなるが、ロックがかかるため体の捻転が浅くなりがち。

フックはダウンスイングで体が止まってしまうのも原因だが、それは回転不足によるところが大きい。

いかがでしたか? ぜひ、ヒジの向きを意識して、練習してみてくださいね。

遠藤将也
●えんどう・まさや/1994年生まれ、長野県出身。東京国際大学のゴルフ部を経て、PGAティーチングプロ資格を取得。
首都圏の練習場やコースに出向く「出張レッスン」のスタイルで、老若男女さまざまなレベルとタイプのアマチュアを指導。
レッスンはインスタグラムアカウント「en.dwu_」のDMで受付中。

写真=田中宏幸
協力=ザ・カントリークラブ・ジャパン、取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)

【あわせて読みたい】

「パラダイム Ai SMOKE」4種を解説!10ヤード以上飛距離が伸びたってマジ…!?

「7番アイアンで200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離”に特化したアイアン4選

7番ウッドを選ぶ時の「4つのポイント」!最新15モデルを試打解説

関連記事一覧