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ヘッドスピードが遅くても“飛ぶドライバー”はどれ…?鹿又が徹底解説

クラブのなかで、もっともテクノロジーの進化が著しいのがドライバー。さまざまなタイプがあって、どれも「飛んで曲がらない」と高い評価を得ている。

その人気・話題の新作ドライバーたちは、どんなゴルファーに合うのか?編集部が気になるドライバーを絞って、ギアのご意見番・鹿又芳典に試打・解説を依頼。

鹿又に加え、タイプの違う3人のアマチュアのコメントも参考に、いちばん飛ぶドライバーを手に入れよう!

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つるや アクセル ゴールドプレミアム

SPEC
●体積/460cc ●ロフト角/10.5度
●シャフト(フレックス)/AXEL GOLD6 専用カーボン(R、S)
●長さ/46インチ ●重さ/269g(R)●価格/13万2000円

【鹿又Check】ヘッドもシャフトもルール不適合!HS38m/秒以下の激・飛びモデル

高反発モデルの「アクセル ゴールドプレミアム」は、反発性能が高いのはもちろん、シャフトもルール不適合。一方向(目標方向)にしかしならないシャフトになっているのでヘッドスピードが上がります。

このヘッドとシャフトはとくにヘッドスピード38m/秒のゴルファーに効果が大きい。飛距離に特化した激・飛びモデルです。

【シニア代表】シャフトがムチのようにしなって飛ぶ

このドライバーは飛びますね。

シャフトが柔らかく感じられてムチのようにしなってくれますし、フェース面が四角形に近くて下側ヒットにも強かったです。

プロギア スーパーエッグ

SPEC
●体積/500cc ●ロフト角/10.5度 ●シャフト(フレックス)/SUPER egg専用(M-40・SR、M-37・R、M-35・R2)
●長さ/45.75インチ ※M-35のみ45.25インチ
●重さ/274g(M-37・R)●価格/14万800円

【鹿又Check】500ccのやさしさは唯一無二!シャフトが短く見える効果あり

ヘッド体積500ccで高反発モデルの「スーパーエッグ」。飛距離性能がトップクラスなのはもちろん、意外と実戦向きで方向性が安定しています。

ヘッド体積500ccはミスヒットに強い効果だけでなく、シャフトが短く見えて構えやすい。超大型ヘッドでもつかまりがよく高反発ドライバーとしての完成度が高いです。

【シニア代表】スピードと高さが理想的!

ほかの270g台のドライバーと比べても軽く感じて振りやすい。

ヘッドスピードも出るし、打ち出し角が高いのでビッグキャリーで飛ばせます。

ヤマハ RMX VD/R

SPEC
●体積/460cc ●ロフト角/9.5、10.5度
●シャフト(フレックス)/SPEEDER NX BLACK 50(S)ほか
●長さ/45.5インチ ●重さ/306g(SPEEDER NX BLACK 50・S)
●価格/10万5600円~

【鹿又Check】王道のアスリートモデル!低スピンの中弾道

シャープなヘッド形状、中弾道の低スピン系、ドロー・フェードを打ち分けられる操作性など、あらゆる特徴が王道のアスリートモデルに仕上げられています。「RMX VD/M」よりもさらに上級者向けです。

ミスヒットにはシビアですが、ヘッドシェイプがコンパクトなので空気抵抗が少なくてヘッドスピードが上がるメリットもあります。

【編集M】重心の浅さと左右へのスライドが魅力

スライドウエイトがフェース寄りについているので重心は浅め。強い弾道が出ます。

また、ウエイトを左右へ移すと球筋が求める弾道にはっきり変わるのもいいですね。

ヤマハ RMX VD/M

SPEC
●体積/460cc ●ロフト角/9.5、10.5度
●シャフト(フレックス)/TENSEI TR(R、SR、S)ほか
●長さ/45.5インチ●重さ/302g(TENSEI TR・S)
●価格/9万2400円~

【鹿又Check】中級者が使えるアスリートモデル!ヤマハらしい打感・音も魅力

「RMX VD/R」もこの「M」もアスリートモデルですが、「M」のほうが中級者でも使える寛容性を備えています。オーソドックスな形状でスクエアに構えやすく、直進性も高い。

ヘッドスピード43m/秒前後で、平均スコア80台のゴルファーなら十分に使いこなせます。ヤマハらしい打感・打球音のよさも魅力ですね。

【ライターN】バランスがよくて弾道が美しい!

振りやすさ、やさしさ、上がりやすさのバランスがちょうどいい。

打球もサイドスピンが少なくて美しい弾道で飛んでくれます。フェースローテーションもスムーズです。

いかがでしたか? この記事を参考にお気に入りのドライバーを見つけましょう!

試打・解説=鹿又芳典

●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

ベテラン編集者M

●ドライバーのHS40前後、平均スコア85。ゴルフも編集者歴もベテランの域で「ドライバーは飛距離じゃない!」というが、それも強がりになってきた50歳。

シニア代表・氏家英助さん

●ドライバーのHS30後半、平均スコア90台。同年代の仲間とゴルフ同好会を結成し、月4~6でラウンドを楽しむ80歳。メンバーに負けない飛距離がほしい!

ゴルフライターN

●ドライバーのHS42前後、平均スコア90前後と、世の一般男性ゴルファーに多いタイプ。ギアの知識はかなり豊富で、あらゆるゴルフメディアで執筆中。

構成=野中真一、編集部
写真=田中宏幸
協力=ジャパンゴルフスクール

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