ランキング1位・山下美夢有のスイングを解説!球が曲がらない理由とは?

7月14日現在、メルセデス・ランキング1位をひた走る山下美夢有。そんな絶好調の彼女のスイング写真を解説する。

【関連記事】約10万円でタイで豪華ゴルフコンペに参加できる!2泊3日で2ラウンドのお得旅

山下美夢有の球が曲がらない理由とは?

理想的なスイングプレーン!フォローのヘッドは右

昨シーズンに続き、今シーズンも安定感抜群のドライバーショットでフェアウェイキープ率が高い山下美夢有選手。曲げない秘密はフェースローテーションの少なさにあります。バックスイングではフェースを開かず、ハーフウェイバック(❷)でのフェース向きはシャットになっています。切り返しからダウンスイングに入っても、体の回転だけでフェースをスクエアに戻しているので、フェースを開閉する動きがほとんどありません。

また、スイング中は手首の角度がほとんど変わらず、安定してスクエアヒットできています。もうひとつ、山下選手のスイングで参考にしてほしいのが、ドローヒッターにとっては理想的なスイングプレーンです。トップ(❸)、ハーフウェイダウン(❹)、インパクト(❺)と教科書どおりの角度でシャフト、ヘッドが下りてきているので腕がネジれることがありません。フォローではヘッドをやや右に出すことによって(❻)、安定したドローボールが打てるゆるやかなインサイド・アウト軌道になっています。

山下美夢有
●やました・みゆう/2001年生まれ、大阪府出身。150cm。加賀電子所属。

解説=横山清人
●よこやま・きよと/1980年生まれ、熊本県出身。03年プロ転向後、陳清波に師事。現在は東京都三鷹市の東京ゴルフスタジオ、松屋銀座ゴルフテラス、フォーシーズンズゴルフガーデンなどで多くのアマチュアをレッスンしている。

構成=野中真一
写真=ゲーリー小林
取材トーナメント=ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ

【あわせて読みたい】

桑木志帆、新シャフトに変えて初優勝!注目の1本を専門家が試打解説

FWでボールが飛ばない原因は…?「目線が重要」と男子プロが解説

ストロークタイプ別で合うパターが見つかる! この3モデルを打ってみて

関連記事一覧