アプローチは “手打ち”が正解!ボールを確実にミートする打ち方
ショットが不調でグリーンを外しても、アプローチが寄ってパットが入るとスコアは崩れない。
「50ヤード以内からボギーを減らしてパーを増やす」をテーマに最先端の理論や技術を学んだ新進気鋭の若手コーチたちが〝ピンに寄る〞と〝カップに入る〞とっておきの技を披露!
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右手首をスイングの支点にする
クリーンにボールコンタクトできないアマチュアの特徴として、「腕や胸を動かしすぎての」振りすぎがあげられます。動く部分が多くなれば、それだけ不確定要素が増え、アドレスした位置にヘッドが戻ってこなくなってしまいます。
飛距離を出す必要がないアプローチでは、終始「右手首を支点にしたスイング」がオススメ。支点を固定すれば再現性が高まり、ボールを正確にとらえることができますよ。
ワッグルのイメージで素振りをする
リキんでワッグルをする人は、なかなかいないと思います。脱力した状態でのワッグル素振りの力感は、「右手首支点」のアプローチの力感そのもの。
リズムよく「スッ、スッ」とクラブを動かすことによってクラブヘッドがうまくリリースされ、バンスも効かせることができます。バンスが地面に当たればヘッドの滑りもよくなる。多少手前から入ってもソールが滑ってくれます。
素振りでクラブが芝に当たる位置を確認する
「ワッグル素振り」のときは、ヘッドが地面のどこに当たっているかを必ず確認しましょう。そのヘッドが当たった位置と自分との距離感「間合い」を変えずにセットアップ。
そして、素振りと同じように振れば、ボールをクリーンにコンタクトする確率が格段にアップします。簡単なことですが、こういったチェックをしっかり行なうとミスヒットを減らせます。
コックだけで打つ
素振りで、リズム作りとボールコンタクトの位置の確認が終わったら、あとは右手のコックを使って「ポンッ」と打つだけ。余計な動きを最小限にし〝手打ち〞に徹する。短い距離はこれだけでOKなのです。
いかがでしたか? クラブの握り方やグリップの位置を確認しながら、アプローチを練習してみてください!
小井土峡太
●こいど・きょうた/1997年生まれ、長野県身。東北福祉大ゴルフ部出身で、最長飛距離443ヤードの記録をもつドラコンプロ。ショートゲームの上達法にも深い知識をもち、原理原則に基づいてのレッスンに定評がある。
構成=編集部、石川大祐
写真=田中宏幸、相田克己
協力=日神グループ 平川CC、取手桜が丘GC(アコーディア・ゴルフ)
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