どんなゴルファーにもマッチするウェッジ&パター!自分にあう1本が見つかる
ショートゲームを楽にする最新ウェッジ&パターを紹介。人気コーチ2人が試打して分かりやすく解説します。
ラズル ダズル/CS-07W
ヘッド上部を肉厚にすることで、スピン量をしっかり確保する意図を感じるウエッジ。
ロフト56~60度にはワイドかつハイバンスの「. W」、ソール前後のグラインドで接地面を狭くしたハイバンス設計の「.V」、バックフェース下部をそぎ落とした浅重心設計の「.S」といったように、ゴルファーのニーズに合わせてソールのタイプが選べるのもうれしいポイント。
「 .W、.V、.Sの順に操作性が高くなっていく印象ですが、アドレスカットではどのモデルもほとんど同じ顔に見えるのに驚きました。見た目が気に入れば、自分に合うソール形状を必ず見つけられるので、ぜひ試打してほしいです」(小井土)
「”.V” はヒール側のバンスもしっかりしているので、バンカーが苦手な人にも使い勝手がよさそうです」(兼濱)
ラズル ダズル/CSP
「このパターの特徴は、なんといってもこの可変構造ですよね。オーバーホーゼル可変スリーブにより、グリップの向きを変えずにライ角とロフト角の調整が可能になっています。パターを手に取るとヘッド重量は重く感じますが、重心距離のないセンターシャフトにすることで、ストロークはスムーズに行なえ、若干の操作感もあります。センターシャフトのパターは少しつかまえづらいイメージがありますが、このCSPパターは、しっかりとボールをキャッチして打ち出してくれるのでとても扱いやすいですね」(小井土)
兼濱’s impression
「ロフトを増やすとさらに“ つかまり感” が出て、プッシュアウトのミスが多い人には効果テキメンです!」
ヘッド後方の形状パーツも2タイプが新たに追加(写真上:左 ※7月発売)。ウエイトの大きい(重い)パーツにすると、逃げ顔になり、打感も少しマイルドに。センターシャフトはオフセンターヒットに弱いイメージがあるが、CSP パターは回転しづらく、ミスヒットにも強い
●商品の問い合わせ/AZAS GOLF(ラズルダズル) ☎ 048ー797ー8971 razzledazzle-golf.com
解説=兼濱開人
●かねはま・かいと/1990年生まれ、沖縄県出身。学芸大ゴルフスタジオのヘッドコーチ。ドライバーからパターまで「クラブが主役」を合言葉に、シンプルなスイング作りからスコアアップさせる指導法が上級者からビギナーにも人気。
小井土峡太
●こいど・きょうた/1997年生まれ、長野県出身。東北福祉大ゴルフ出身で、最長飛距離443ヤードの記録をもつドラコンプロ。ショートゲームの上達法にも深い知識をもち、原理原則に基づいてのレッスンに定評がある。
構成=編集部、石川大祐
写真=田中宏幸
協力=日神グループ 平川CC