FWを簡単にうまく打つためのコツ!“芯”の位置を意識することがポイント

FW(フェアウェイウッド)が苦手なゴルファーって多いですよね。ドライバーやアイアンはうまく打てるのに、なぜFW だけ上達しないのか? その答えを見つけました!

スコアメイクは結果がすべて。FW だけ特別な打ち方をしてもいいんです! “FW 専用スイング” で打てば、遠くのグリーンに簡単に乗る。パーやバーディを獲るチャンスが広がりますよ!

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FWの”芯“はフェースではなくヘッドの中にある

インパクトに向かってシャフトがしなり戻る(写真左)
ヘッドを低く入れれば高く振り抜けるので「ちょいアッパー」のスイングになる(写真右)

みなさんはFWの芯はどこにあると思いますか? 多くの人はフェース面と思っているでしょうが、本当の芯は空洞になったヘッドの中。フェースから約3、4センチ後方のヘッドの重心位置にあるのです。

実際のインパクトでは、そこより先にフェースが当たりますが、ボールの芯とFWのヘッドの本当の芯を当てるイメージが重要です。

フェースの芯は意識しないでヘッドの芯でボールを打つイメージをもつと、視覚的な効果からヘッドの入射角が鈍角になります。すると、インパクトでヘッドの芯がボールの芯に対して、やや上向きになるので、ボールがきちんと高く上がる。

そしてフォローにかけては「ちょいアッパー」の軌道になりますが、ヘッドが低い位置から入ってこないとややアッパーブローで打てませんよ!

アイアンはヘッドが小さいので、芯の位置がFWよりもフェースの近くにある。そのため、フェース面に芯があると思って打ってOK

FWの芯はフェースから遠い位置にある。「フェース後方にある芯で打つ意識をもたせるだけでうまく打てるようになった生徒がたくさんいます」と吉本

FWのソールの形に注目!

フェース寄りは平ら、後方にかけて曲線がついているが、平らな部分よりも曲線の部分を滑らせたほうがミスしない。イメージとしては、平らな部分と曲線部分の境目を滑らせるとナイスショットが出やすくなるので意識してみよう

グッドインパクトは刃が浮く!

フェース下のソールが平らな部分が地面に当たるのは×。インパクトは、シャフトのしなり戻りによってリーディングエッジの下が少し浮き、ロフトが増える。さらにヘッドの芯がボールの芯より低い位置にくるので、ボールが上がりやすくなる

上から打ち込むとヘッドの芯がボールの芯より高い位置になり、ボールが上がりにくくなる。パワーも上方向ではなく下(地面)を向いてしまうので飛ばない

レッスン=吉本巧
● よしもと・たくみ/1980年生まれ、兵庫県出身。14歳で米国フロリダに渡り、2000年に米国でプロの資格を取得。現在は主宰する銀座ゴルフアカデミーで、多くのアマチュアをレッスン。

構成=三代 崇 
写真=中野義昌
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)

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