「どれが1番飛ぶの…?」最新アイアン4本を鹿又芳典が試打解説!
やさしい、飛ぶ、高く上がるなど、モデルが多種多様化しているアイアンはどれを選んだらいいのか心底悩む……。
そこで、まずは編集部が気になるアイアンを絞って、ギアのご意見番・鹿又芳典に試打を依頼。鹿又に加え、タイプの違う3人のアマチュアのコメントを、ニューアイアン購入の決め手にしよう!
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歴代最高のヤマハアイアン玄人が惚れる打感!
ヤマハ RMX VD/R
SPEC●ヘッド素材/軟鉄鍛造●ロフト角(#7)/33度●重さ(#7)/443g●シャフト(フレックス)/ダイナミックゴールド EX TOUR ISSUE(S200)
●価格/15万8400円(#5~PW・6本セット)、2万6400円(#4)
個人的にヤマハのこのアイアンは、歴代最高の出来だと思います。VD/Rはほかの軟鉄鍛造アイアンに比べても打感がやわらかく、フェースにボールが乗っている時間が長い。このフィーリングが最高です。構えたときに球筋をイメージできる形状で、実際に打ってもその通りの弾道になるのは名器の証です。(鹿又)
編集M:上級者感の主張が控えめ
ヤマハ最上位のツアーモデルでありながら、見た目も打っても難しすぎない。操作性と寛容性を高い次元で融合していて、打ちこなせるゴルファーのレベルは広そうです。
アスリートが好む新世代の名器 新作モデルのベスト3に入る
ヤマハ RMX VD/M
SPEC●ヘッド素材/軟鉄鍛造●ロフト角(#7)/31度●重さ(#7)/417g(N.S.PRO 950GH neo)●シャフト(フレックス)/N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 (S)、N.S.PRO 950GH neo (S)
●価格/13万2000円(#5~PW・6本セット)、2万2000円(#4)
昨年秋に発売されたVD/Mは、今年発売された他メーカーの最新作のアイアンを含めてもトップ3に入ってくる名器。これだけ打感がよくて、キレイな顔をしていて、さらに飛距離性能がプラスされているのが最大の魅力です。「もう少し飛距離がほしい」というアスリートゴルファーにとっては、最高のアイアンだと思います。(鹿又)
ライターN:アイアンがうまくなったと勘違いする!?
ツアーモデルなのに打ちやすくていい球が打てるので、自分がうまくなったとカン違いしてしまうアイアン。見た目以上に打球が上がってくれて、ぶ厚い打感もよかったです。
前作より振りやすさと飛距離性能が上がった
ヤマハ RMX VD/X
SPEC●ヘッド素材/AM355P一体精密鋳造構造+高比重タングステンウエイト+樹脂バッジ●ロフト角(#7)/28度●重さ(#7)/388g(TENSEI TR i・フレックスR)●シャフト(フレックス)/N.S.PRO 950GH neo (S)、TENSEI TR i (R 、SR)
●価格/14万3000円(#6~PW・5本セット)、2万8600円(1本・#5、AW、SW)
王道のアイアンを進化させたVD/R、VD/Mとは違い、VD/Xは近未来のアイアンを追求したモデル。アイアンとしては異次元の慣性モーメントを実現するために独特のネック形状にしていますが、前作に比べると格段に振りやすくなっています。曲がらないだけではなくて、キャリーの飛距離も伸びていますね。(鹿又)
シニア代表:すごい形状! ヒールヒットに強い
ヘッドサイズが大きくて、ネックの形状がすごいというのが第一印象。打つと、ミスヒットに強いですし、とくにヒールヒットしたときでもストレートボールが打てて驚きました。
軟鉄単一素材の中空ヘッドにテクノロジーをつめこんだ
ロマロ Balista 508
SPEC●ヘッド素材/S20C 軟鉄・鍛造(フェース)、S20C 軟鉄・鋳鍛造+フィッテイングウエイト(ボディ)●ロフト角(#7)/30度●重さ(#7)/423g(N.S.PRO 950GH)●シャフト(フレックス)/N.S.PRO 950GH(S)、ダイナミックゴールド(S200)
●価格/21万1200円~(#5~PW・6本セット)、3万5200円(#4、AW)
構えたときの形状はオーソドックスですが、ヘッドにはすごいテクノロジーがつめこまれています。中空ボディでも素材は軟鉄のみ。独自の3D重量配分設計によってロマロ史上最大の慣性モーメントを実現しています。弾道は高初速かつ高弾道なので、グリーンに止まるボールが打ちやすい。打感も素晴らしいですよ!(鹿又)
ライターN:ボールスピードはトップクラス
今回のアイアンのなかで、ボールスピードは1、2位を争うくらい速かったです。それだけスピードが出るのに決して弾き系の打感ではなく、軟鉄らしいやわらかさがありました。
いかがでしたか? 気になるアイアンをぜひ見つけてみてくださいね。
試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
シニア代表・大森洋三さん
●ドライバーのHS30後半、平均スコア90台。ゴルフ歴15年。スライスと頻発するダフリを修正中。クラブでのスコアアップにも意欲的に取り組む62歳。
ベテラン編集者M
●ドライバーのHS40前後、平均スコア85。ゴルフ編集者歴25年で操作性の高いアイアンが好み。持ち球はフック系なので、アイアンは高さが出ないのが悩み。
ゴルフライターN
●ドライバーのHS42前後、平均スコア90前後と、世の一般男性ゴルファーに多いタイプ。ギアの知識はかなり豊富で、あらゆるゴルフメディアで執筆中。
構成=野中真一、編集部
写真=田中宏幸
協力=ジャパンゴルフスクール
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