最新のドローの打ち方はコレ!トップ男子プロのスイングを解説

今回は、昨シーズン優勝した選手や優勝目前までいった今季も活躍が期待できそうな選手をピックアップ!

そんな選手たちから飛距離や方向性アップの技術を学んでいく。

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意図的にシャットに上げてフェースを返さないドロー

【Point】ハーフウェイバックでフェースが45度くらいクローズになっている(❹)

3年連続で賞金ランキングトップ25位以内に入った片岡尚之選手。安定した成績を残しているようにみえますが、昨年は開幕から5試合連続で予選落ちする苦しいスタートでした。そこから賞金ランキング19位に入るまで復活できた要因は、元々はフェードヒッターでしたが、ドローボールを打つ新スイングがうまくいったからだと思います。

片岡選手の場合、フェースを返して打つドローボールではありません。バックスイングではフェースを閉じたままシャットに上げて(❷)、トップではフェースが真上を向いています(❸)。そのトップからフェースを閉じたままダウンスイングに入っていて、無理にフェースを返していません。それでも、ドローボールが打てるのはヘッド軌道をインサイド・アウトにしているからです(❺)。

【Point】インサイド・アウト軌道はヘッドが低空軌道でレベルブローに近くなる(❻)

最近のドローヒッターは片岡選手のようにフェースローテーションが少なめの選手が多いです。アマチュアはバックスイングでフェースを開いて、ダウンスイングでフェースを閉じるので弾道が不安定になりやすい。片岡選手のようなシャットフェースを意識すると安定したドローボールが打てます。

いかがでしたか? ぜひ片岡尚之選手のように少ないフェースローテーションを意識して、安定性の向上に繋げてみてください。

片岡尚之

●かたおか・なおゆき / 1997年生まれ、北海道出身。171cm、67kg。21年のジャパンプレーヤーズ選手権で初優勝を飾る。23年はセガサミーカップで2位タイ、フジサンケイクラシックで2位に入った。CS technologies所属。

解説=木元幸多郎

●きもと・こうたろう / 1995年生まれ、東京都出身。都内を拠点に幅広い層をレッスンのゴルファーを指導。インドアやラウンドレッスンを行なっている。
【Instagram】kimoto_golf

写真=ゲーリー小林

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