強風に負けないローボール打つコツ!安定するセカンドショットの打ち方
まばらな芝、強風、春ゴルフはまさに「自然との闘い」。プレースタイルも冬から春は“衣替え”が必要だ。
春ゴルフの戦い方を理論派コーチのアッキー永井が伝授!
【関連記事】“300ヤード”飛ばすコツ!重要なのは「骨盤の使い方」だった…?
レイアップを成功させるには明確な意図と技術が必要
パー5の2打目、グリーンを狙わないレイアップショットは比較的簡単なショットだと思われがちです。しかし、コース設計家の狙いはそう甘くはありません。
風下になりやすいサイドに池を配置したり、ツマ先下がりのフェアウェイの先、右サイドにバンカーを置いたりなど、いたるところに「罠」を仕掛けています。プレーヤーはその罠を回避する”すべ”、つまりショットの技術を身につける必要があるのです。
その技、春ゴルフ攻略のための便利なショットをふたつ紹介します。
ロフトを立てて体は左に向ける
レイアップはローボールが有効で、その条件は「クラブのロフトを立てる」です。
ボールを通常よりも側にセットしますが、このままだとインサイド・アウトの軌道が強くなり、フックが出やすい状態。そこでスタンスを左に向けて、クラブの軌道をストレートに近づけましょう。あとはスタンスに沿って振り抜けば風の影響を受けにくいローボールを打てます。
ボールの位置は通常より右。ハンドファーストが強まり、ロフトも立つ。
ターゲットに対してフェースはスクエア。スタンスはやや左に向ける。
スタンスなりに振り抜いていく。”右プッシュ”を打つ意識でOKだ。
軸キープを意識して即席フェードを打つ
左にハザードがあるときなどはフェードが求められる場面です。ボールを体の中心より左側にセットし、クラブが少しアウトサイドから入ってくる準備をします。
フェースは打ち出し方向へ向け、あとはフェースローテーションをしないように打つだけ。このとき、体の軸が飛球線方向に突っ込まないように意識しましょう。
いかがでしたか。 アッキー永井氏のレッスンをぜひ参考にしてください。
レッスン=アッキー永井
●ながい・あきふみ(永井研史)/1987年生まれ、神奈川県出身。“アッキー”の愛称で親しまれている人気コーチ。人体解剖学や物理学の視点を取り入れたわかりやすいレッスンに定評がある。
写真=田中宏幸
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)
【あわせて読みたい】
バンカーでミスする“2つの理由”とは…?「アドレスが…」とプロが解説
尾関彩美悠、“好調の秘訣”を語る「いいアイアンに出会えて調子が戻った」