FWでの“置くショット”はアドレスが重要!「ボール位置を通常より…」と解説

いつまでたってもFWが上達しないゴルファーに朗報!

置いてくる打ち方をマスターすれば、FW自体がうまくなるだけでなく、200ヤード前後の距離の攻略までうまくなるレッスンを伝授します。

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置くショット=低いライン出しの固定観念は捨てる

バックスピン量が多いほどボールは曲がりにくくなります。

ショートアイアンが曲がりづらいのと理屈は同じ

ロングアイアンとショートアイアンを比べたとき、ショートアイアンのほうが曲がりづらいのはなぜだと思いますか?理由はロフトが多いほうがスピン軸は真っすぐになりやすいから。そもそも「ボールの曲がり」というのはスピン軸の傾きによって生じます。ロフトが増えるほどスピンは”縦の成分”が多くなりますので、結果的に曲がりづらくなるわけです。

FWでも理屈は同じで、バックスピンの量を増やすことでよりスピン軸の傾きを抑えることができ、曲がり幅を少なくすることが可能。加えてスピンが増えることでボールが高く上がる力が強くなると、落下角が増えてランが少なくなり、想定以上に飛ぶというミスを防げます。ボールを運びたいエリアにきちんと「置くボール」を打つことができるのです。

低いライン出しには技術がいる

最近のFWは低重心でボールが上がりやすくできているので、低いボールを打つのが難しい。

置くときのポイントは「落下角」。ハイスピンでボールを止める

バンカーなどのハザードに届かせたくないときに有効。

「置く」アドレス①ボールを通常より左側にセットする

スライス系のボールを打つにはアウトサイド・インの軌道が必要。ボールを左側にセットすることでアウトサイド・インのクラブ軌道を確保する。

「置く」アドレス②ターゲットより左側に向いてアドレス

スタンスも少しオープンにして、アウトからインに振り抜きやすい構えを作る。ドローのときと同じように、フェース向きはしっかりと打ち出し方向に向ける。

いかがでしたか。神谷氏のレッスンをぜひ参考にしてください。

レッスン=神谷幸宏
●かみや・ゆきひろ/1987年生まれ、埼玉県出身。「越谷ゴルフリンクス プライベートスタジオ」を中心にレッスン活動を展開。SwingCatalystなどの数値を解析するデータアナリスト、シューフィッターとしても活躍中。

写真=田中宏幸
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)

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