アプローチの距離感を“振り幅”で調節はNG!最も簡単な方法とは…?【人気記事】

4月上旬に公開した「ワッグルONLINE」の記事の中で、アクセス数が多い人気のレッスン記事を紹介します。

まず紹介するのは、第3位の記事です。

第3位:“体が動きにくい”ときのティショットの打ち方!「スイングのテンポを…」

「寒い時季はいいスコアが出ない……」と、あきらめないで! 体が動きにくい、真っすぐ飛ばない、を解決して好スコアを出す〝冬のラウンドを楽しく回れる〞レッスンをお届けしよう。

飛ばなくてもいい! ミートが最優先!
大きくゆったりスローテンポで振る

「トップで間を作ると打ち急がないし、スイング全体のテンポも落とせるので、ひと呼吸おいてください」(竹田)

スタンス幅を狭めたアドレスをとったら、スイングは大きくゆったり振ってください。打ち急ぎも冬ゴルフで起こりがちなエラー。ふだんよりバックスイングもダウンスイングもテンポをスローにして、イメージ的にはフィニッシュまで緩急をつけずに等速で振りましょう。

大きくゆったり振ることで、スイングアークが大きくなり、体の回転も深まりますが「飛ばそう」という意識は捨ててください。ただでさえ、気温が低いとボールは飛びません。寒い日は飛距離を求めるよりも、ボールを上手にミートして方向性を重視したプレーをするのが好スコアを出すコツになります。

たとえば「イチ、ニ、サン」で振る人なら「イ~チ、ニ~、サ~ン」と拍子を間延びさせるとテンポを落とせる。実際に間延びした拍子を頭の中で刻みながら打つのも有効だ

呼吸やテンポのとり方を、ぜひ参考にしてください!

レッスン=竹田綾人
●たけだ・あやと/1997年生まれ、奈良県出身。168cm。中央学院大ゴルフ部を経て、指導者の道を進み、22年にPGAティーチングプロ資格を取得。エースゴルフクラブ千葉、赤坂と茨城県つくば市のDIVERSE GOLFで多くのアマチュアをレッスン中。

写真=田中宏幸
協力=ジャパンゴルフスクール

アクセス数第2位の記事はこちら。

第2位:アイアンで“飛距離が伸びる”打ち方とは…? 「クラブが体の…」と解説

「ヘッドスピードに対しての最大飛距離を出せていないとくにアイアンが飛ばないアマチュアは多いですよ」と語る石川純平コーチ。

アイアンをしっかり飛ばすために必要な”インサイドアタック”を伝授してくれます!

飛ばないのはなぜ?カット軌道・オープンフェースになるかを理解しよう!

アマチュアの多くはトップから「ボールに向かって」腕を下ろしてきてしまう。その結果、手元のポジションが早い段階で胸の前にくる(上写真)。手元が胸にきたところから体を回していくと、たちまちカット軌道に。クラブに遠心力がかかることでこの動きはさらに助長される(下写真)。

”腕主体″のスイングがカットスライスを生み出す

フェースをクローズに使い腕だけでクラブを上げると、ハーフウェイパックあたりで体の可動域に限界がきます。そこからさらに腕だけでクラブを上げようとすると、フェースをもっと開く方向に動かさなければなりません。

その結果、過度なオープンフェースのトップになってしまう。そこからボールに向かって腕を振ると、手元が早い段階で胸の前にきてしまい、クラブはカット軌道に下りてくる。こうして「オープンフェース×カット軌道」のスイングになると飛ばなくなってしまいます。

オープンフェースの原因

構造上、ゴルフクラブはフェースが開く方向に動きやすい。プロや上級者は、スイング中にこの動きをうまくコントロールしている(右写真)。
テークバックを腕だけで上げようとすると、フェースを開方向に動かしていく必要がある。本来ならばこの態勢から胸を回していけばよい(左写真)。
フェースを開き続ければ腕だけでもここまでクラブを上げられるが、ここからインパクトへ向かってフェースをスクエアに戻すのは至難の業

飛ばない?ニセインサイド!手打ちの「イン」からではまったく飛ばない!

ホンモノ:クラブは体の右サイド

下半身主体でボディの回転が先行クラブは少し遅れてインサイドから下りてくる。つねにクラブが体に“引っ張られている”状態だ。

キャリー159.5ヤード、ミート率1.39、打ち出し角20.7度、バックスピン量5770回転

クラブヘッドが遅れ、自然にハンドファーストに。ロフトが立って効率的にボールを飛ばせる(※7番アイアンでの弾道データ)

ニセモノ:クラブが体の正面に来る

手打ちのインサイド軌道だと、手首がほどけたアッパー軌道に。体でクラブを”引っ張る”動きがなく、ボールにパワーが伝わらない。

キャリー150.2ヤード、ミート率1.31、打ち出し角28.7度、バックスピン量4410回転

インパクト時のロフトが増え、打ち出し角が大きくなる。ボールが上がりすぎ、飛距離をロスする。

強いインパクトを得るためには、下半身からはじまる体の回転にクラブが「引っ張られながら」ボールをヒットしていく必要があります。

クラブはつねに体で”引っ張る”

腕主体のスイングでも、体を回さずに右サイドの“フトコロ”に手元を動かせば、ポールに対してクラブをインサイドから下ろしてくることはできます。しかし、これも早い段階でクラブが胸の正面にきてしまうため、ボールに十分な力を伝えることができません。

クラブはトップから”真下”に落とす

ボールを打ちにいく意識では腕を真下へ動かすのは難しい。グリッププレッシャーを緩め、重力にまかせて「ストン」とクラブを落としてみよう

腕はボールに向かって動かしてはいけない

トップからダウンスイングに向かっては、腕は必ず地面に向かって真下に動かしていきましょう。感覚的には「振り下ろす」というより、重力にまかせて「自由落下」させるようなイメージ。このときグリップに反時計回りのトルクをかけ、フェースをスクエアに保っていきます。

この動きでは「ダフりそう」と感じるかもしれませんが、その感覚がじつは正解。ここへ体の回転を合わせていくことで正しい”インサイドアタック”ができてきます。前述したように、ボールをヒットする意識が強すぎて、体の前側へ振りにいってしまうのはNGです。

アイアンが飛ぶ人の共通テククラブはトップから真下に落とすフェース管理のポイント反時計回りにトルクをかけていく

クラブの位置や基本姿勢を意識して、インサイドアタックの練習を行ってみてください!

レッスン=石川純平●いしかわ・じゅんべい/1980年生まれ、千葉県出身。ゴルフ場勤務もあり「現場」をよく知るコーチ。石井土宰の「エースゴルフクラブ西神田」でチーフインストラクターを務める。

写真=田中宏幸
協力=GOLF STUDIO IRIE 西神田

アクセス数第1位の記事はこちら。

第1位:アプローチの距離感を“振り幅”で調節するのはNG!最も簡単な方法とは…?

アプローチは振り幅が小さいので、明後日の方向に打つことはない。だから大事なのは方向性よりも距離感!

しかし「飛距離の打ち分け方はさまざまな方法やレッスンがあってどれがいいかわからない」「いろいろ試したけど何がいいのか定まらない」。そんなゴルファーには、この発想とテクニックが効く!

「振り幅の大きさを変えて打ち分ける」のがミスの元凶だった!

腰から腰の高さで振るのが“俺の振り幅”。その振り幅で出る飛距離が“絶対距離感”で、これが今回のレッスンのキーワード!腰から腰の振り幅なので、飛距離は30~60ヤードくらいに収まり、このなかで10ヤード刻みの3つの距離感を「同じ振り幅」(俺の振り幅)で打ち分けられる新感覚のレッスンを紹介しよう!

僕も以前は、アプローチの距離感は振り幅の大きさ。よくいわれる時計の文字盤の何時・何時で飛距離を打ち分けましょう、と教えてきました。

しかし、大半の生徒は意図した位置よりも大きく振ってしまうか、ヘッドの位置を気にしすぎて振ることがおろそかになってしまい、それが原因でミスをしていることに気づきました。アプローチは感覚が大事!もっと感覚を活かして打てるのが、このレッスンです(遠藤)

バックスイング

クラブを振り上げる大きさを気にすると、体を回さず手打ちになってしまう人が多い

アドレス/インパクト

飛距離はグリップを持つ長さでも変えられるが、「短く握ると飛距離を落とせますが、前傾角が深くなって振りにくくなる。前傾角が深いとインパクトで大きく伸び上がってしまう人もいます。そのため、グリップを持つ長さも変えずに飛距離を打ち分けられる方法を考えました」(遠藤)

レッスン=遠藤将也

●えんどう・まさや/1994年生まれ、長野県出身。東京国際大学のゴルフ部を経て、PGAティーチングプロ資格を取得。首都圏の練習場やコースでのラウンドレッスンを行なっている。レッスンはインスタグラムアカウント「en. dwu_」のDMで受付中。

写真=相田克己
協力=サザンヤードカントリークラブ

いかがでしたか? ワッグルONLINEは、まだまだ多くの情報を載せた記事を公開しています。ぜひ、ご覧ください!

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