大事なのは“ボール位置と構え”だけ!FW・UTのミスを簡単に直すコツ【人気記事】

4月前半に公開した「ワッグルONLINE」の記事の中で、アクセス数が多い人気のレッスン記事を紹介します。

まずは第3位の記事を紹介します。

【関連記事】「7番アイアンで200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離”に特化したアイアン4選

Table of Contents

第3位:ドライバーを“真芯”でヒットする方法!「左ワキから…」と人気コーチが解説

ドライバーはミスヒットが多く、曲がるほど飛距離も落ちるクラブです。芯を外さないためには、軸がズレないスイングが重要。頭を動かさないレッスンをクレイジー先生が解説します。

「頭を動かさなければ」どんなに長くてもミートできる!

大きく振りながらミートするポイントはふたつ。ひとつめは、軸は左でも右でもなく「真ん中1軸」です。これは振り子と同じ。頭を固定したセンター軸で振り子運動を行なえば、どんなに長いシャフトの先のヘッドも入射角と最下点は必ず安定します。

そのために大事なのがふたつめのポイントで、軸は不動の真ん中でもスイングの支点は左ワキ。左ワキを締めて腕、シャフト、ヘッドまでを1本にして動く、振ることを意識してください。前出で説明した「クラブを積極的に大きく動かす」と頭の位置がズレやすくなりますが、クレイジー理論では頭を動かさないことが必須条件。体重移動も腰や肩も回す必要はありません。左ワキを締めてヘッドまでを1本にして振るイメージをもてば、頭の位置と軸がキープできるのでミート率は簡単に上がります!

軸がズレない、傾かなければボール位置に自然に戻ってくる

グリップエンドを支点に振り子運動を行なったときに、ヘッドがつねに一定の位置を通るのは、軸と支点が固定されているから(写真左)。ゴルフスイングに置き換えれば、軸が動いたり傾いたりすると、ヘッド軌道は不安定になり、ボール位置からズレてしまう(×)。

左ワキからヘッドまでがワンピース

ヘッドを低く、遠く、高く動かすと大きく振れるが、そのときに“左ワキからヘッドまでを1本”にして、左ワキを支点に振ると頭の位置がズレにくくなる。「実際はヘッドの重みや勢いでコックが入り、左ワキからヘッドまでは完全な1本にはなりませんが“1直線で動かす”は終始イメージしてください」(クレイジー)

左ヒザを伸ばしてカカト体重でインパクト

クレイジー理論でもうひとつ大事な頭の固定の仕方が「左ヒザを伸ばして打つ」動き。左ヒザを伸ばしてカカトに体重を乗せることで、左の壁ができて頭が固定される 。これは地面反力(地面を蹴る動き)の正しい使い方にもなる。

軸も1本、クラブと腕も1本デス

クレイジー先生のレッスンをぜひ試してみてください。

レッスン=FUNKY CRAZY Haru
●ファンキー・クレイジー・ハル/的確でわかりやすいレッスンに定評がある人気コーチ。YouTubeチャンネル「FUNKYCRAZY GOLF★HALチャン(ネル)」は登録者数6万人を超え、ほぼ毎日配信中。

写真=相田克己
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)

アクセス数第2位の記事はこちら。

第2位:インパクト時の重心は「左」か「右」?どっち…?キレのあるアイアンの打ち方

アイアンをうまく打つためには、キレのあるショットを打つ必要があります。では、どうすれば身につけられるのでしょうか。

大川コーチは軸の意識が重要だといいます。

右軸は×!インパクトは左重心がマスト

“キレのあるアイアン”は打感と打音も大切です。いい感触と音を得るには、スイングの円弧の最下点をボールの先(左側)にして、ヘッドを地面や芝ではなくボールからコンタクトさせる。そのために「アイアンはダウンブローが理想」とされるのですが「腕を上下に動かす」は、ヘッドを鋭角に入れる動作にもつながります。

ダウンブローとスイングの最下点をボールの左側にするには、インパクト時の体の重心を左サイドに置くことが大事。「左軸」でのインパクトをイメージしてボールをヒットしてください。

アドレスとトップまではセンター軸でOK(○)。体が右に流れたり、過度な体重移動を行なうと右軸になってしまう(×)。

ダウンスイングからインパクトは左軸を意識する(○)。左軸でも軸が右に傾くのは×。ダフリ・トップが出やすくなってしまう。

ヘッドを鋭角に入れるダウンブローで打つから、スイングの最下点がボールの先にくる。「その逆で、最下点をボールの先にしたいからダウンブローで打つ、ともいえます」(大川)

大川コーチのレッスンを参考にしてみてください。

レッスン=大川夏樹
●おおかわ・なつき/1988年生まれ、神奈川県出身。マンツーマンレッスンを中心に、多くのアマチュアゴルファーに好評を得ている理論派の人気コーチ(インスタグラムアカウントNATSUKI72_GOLF)。

写真=田中宏幸
協力=日神グループ 平川カントリークラブ

アクセス数第1位の記事はこちら。

第1位:大事なのは“ボール位置と構え”!FW・UTのミスを簡単に直す方法

地面の上のボールを 長いクラブで打つのが苦手。 失敗すると大きなミスになってしまいそう……と、不安をもつアマチュアは多い。

残り180 ヤード以上の長い距離を FW・UT で自信をもってグリーンを狙えるヒントを ロングショットも得意なツアープロがレッスン!

レベルターンのスイングになりミート率がよくなる

ロフト角が立っていて難しい3Wは、ついボールを高く上げようとして、インパクトで右肩が下がってしまう。打ちこなすには、この悪いクセを直すことが先決です。

まずはターゲットへの目線を低くして、低いライナーを打ってみてください。

最初はゴロになってもいいので、コンパクトに振り、フォローで低い目線を再現する。

すると右肩が下がらなくなり、当たりが徐々によくなる。これができたら通常の目線に戻す、という手順がオススメです。

最初はゴロでもOK! 目線を低くして低いライナーを打つ

構えるときに低い球をイメージしターゲットへの目線を低くする

目線を斜め下に向けて構える

右肩の位置が高くなり、肩のラインが水平に。左右の体重配分はほぼ均等になる
目線を高くすると右肩が下がり右足体重の構えになってしまう

すくい打ちのミスに注意

ボールを高く上げようとすると、右肩が下がり、すくい打ちのミスを招いてしまう

低いライナー性のボールが打てれば合格!

「球は上げない、上がらなくていい、と思って打つのが極意。この練習が3W攻略の第一歩です」(市原)

フォローで低い目線を再現する

目線を上げずにコンパクトに振れば、体がレベルに回転し、前傾角度が崩れない

市原弘大
●いちはら・こうだい/1982年生まれ、東京都出身。171㎝、78㎏。18年の日本ゴルフツアー選手権で初優勝、同年のダンロップフェニックスも制し、賞金ランキング4位に。23年シーズンは、三井住友VISA太平洋マスターズ3位。フリー。

ダフリのミスが多い人はボールを左に置きロフトをつけて飛ばす!

ミスしたあとにボールを右に置くのはダフる原因の負のスパイラル

「トップしそうと思ってもソールが滑り、振り抜きがよくなるのでクラブがボールを拾ってくれます」(大岩)

ダフリのミスが出ると、次はダフりたくないのでボールを右に置きがち。するとインパクトが詰まったり体重が右足に残ったりして、さらにダフってしまう。ダフらなかったとしても、ロフトが立ちすぎてうまく当たりません。

そこで僕は、ボールを右ではなく「左」に置きます。左足カカトのやや内側が目安。そしてFW特有の幅広のソールを滑らせながらボールをとらえる。こうしてロフトを殺さずにしっかり活かすと大きく飛ばせますよ。

いつもより左に置くのがコツ!

ボール位置とロフト角の関係を理解しよう

ボールを右に置くほどロフトが立ちすぎてしまう。左に置いたほうがダフりにくく、ロフトなりに大きく飛ばせる

ソールが滑らない

ボールを右に置くとクラブの入射角が鋭角になりすぎて、ソールを活用できない

ソールを滑らせてインパクト!

左への体重移動とともに幅広のソールを滑らせ、体の正面でボールをとらえることが大事

大岩龍一

●おおいわ・りゅういち/1997年生まれ、千葉県出身。182㎝、92㎏。21年に初シードを獲得。翌年は4度のベスト10入りを記録し、賞金ランキング28位に躍進。23年シーズンは、ハナ銀行インビテーショナル8位。フリー。

「やさしい払い打ち」がいい! 球がゆっくり飛ぶイメージがナイスショットの秘けつ

ユーティリティはアイアンよりもウッドのイメージがいい

僕はUTは、アイアンよりもFWに近いイメージで打っています。ボール位置はアイアンよりも少し左寄り。スタンスの真ん中から左足の先くらいまでの間の地面をなぞるようにヘッドを低く長く動かし“やさしいインパクト”でヒットします。

インパクトが強くなりすぎないようにボールを払い打つ。打球がゆっくり飛ぶ姿を想像し、目標から弾道を逆算して、球が戻ってくるイメージに合わせてバックスイングを始動するのがポイントです。

ボールが目標から戻ってくるイメージでバックスイングを始動

弾道を逆算し、ターゲットからボールが戻ってくるイメージに合わせてバックスイングを始動する

ボール位置は真ん中よりも左寄り

左右均等にバランスよく立ち、ボール位置は真ん中よりも左寄り。ハンドファーストにしすぎない

最下点からボールの先までサラッと払うように打つ

スイングの最下点であるスタンスの真ん中からボールの先まで、ソールを滑らせてインパクトするイメージ
上から打ち込んだり強くヒットすると、弾道が不安定になるので注意

いかがでしたか? やさしい払い打ちをぜひ試してみてください。

中島啓太
●なかじま・けいた/2000年生まれ、埼玉県出身。177㎝、75kg。日体大3年時に「パナソニックオープン」でアマ優勝。21-22年は2年連続でアマチュア世界ランク1位となり、22年9月にプロ転向。23年はルーキーイヤーながら3勝をあげて賞金王に輝く。フリー。

構成=小山俊正、鈴木康介
写真=田中宏幸、相田克己

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