「コスパ最高」“タオル素振り”で体幹を使ったスイングが身につく

アマチュアは「素振り」を軽視しがちだがとても有効な練習法。ラウンド前やラウンド中の“シーン別の素振り”でレベルアップしよう!

今回は、自宅の練習法を紹介します。

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素振りは手軽でコスパのいい最高の練習法

スペースの心配無用! 身近なものを振ってかんたんスイングづくり

ゴルフを含む道具を振るスポーツにおいて、素振りはとても重要で効果の大きい優秀な練習法です。アマチュアゴルファーは球を打つことを重視しがちですが、素振りだけでうまくなった生徒もたくさんいます。

しかし、ゴルフクラブは長いので、室内で素振りはしにくい。そこで僕は、クラブ以外のモノを振る「自宅で手軽に振る素振り」を推奨しています。その代表例は大きいバスタオルの片側を結んで振る素振り。

手先を使わずに体幹でモノを振る感覚が身につきます。また、水を半分入れた500mlの「ペットボトル素振り」も有効で、正しい手首の使い方が身につきます。短時間でもいいので、ぜひ自宅でやってみてください。

scene 1ー1 自宅 バスタオル素振り

バスタオルの片側に結び目を作り、結んでいないほうを持ってスイング

大きいバスタオルの片側に結び目を作ってスイング。トップで結び目を背中に当てたら、あとはフォローまでタオルがたわまないように一気に振り抜く

タオルのテンションを保ったまま振る

手先に頼らず体幹でスイングできれば、ダウンスイング以降はタオルがたわまず、ピンと伸びた状態を維持できる

トップで背中に結び目が当たる

トップで少し間をとって、背中に結び目が当たってからダウンスイングを開始する

手元を下に引き下ろす

手元を外から遠回りさせず、トップから真下に引き下ろすようにダウンスイング

腕もタオルもたわませない

体が止まるとタオルがたわんだりヒジが引けるので、最後まで体を回し続ける

scene 1ー2 自宅 ペットボトル素振り

ペットボトルに水を半分入れ、右手で持って片手素振り。水が上下どっち側にあるかを意識しながら振ることで、正しい手首の使い方が身につく

ゆっくり振ってインパクトで水を鳴らす

ダウンスイングからインパクトまでは水を下側に溜めておき、インパクト前後で一気に向きを変える

いかがでしたか? すぐに自宅で行える素振りの練習法を始めてみてください!

レッスン=田中 徹
●たなか・とおる。1988年生まれ、千葉県出身。168㎝、70kg。自称「1兆個のドリルをもつ男」と名乗り、インスタグラムのリール(動画)が大人気。「Bull Golf」など都内でレッスンも行なっている。Bull Golf代表。

構成=鈴木康介 
写真=田中宏幸
協力=日神グループ 平川CC

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