理想的な“飛ばせるトップ”を作る!トップ男子プロのスイングから学ぶ

今回は男子ツアーに出場経験がある永井直樹コーチが、 馴染みのある注目若手男子プロのドライバースイングを解説! 選手の近くで見てきたからこそわかる特徴やマネたいポイントを紹介する。

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完璧なトップから、クラブを真下に引っ張って最速スピードに

練習でよく左打ちの素振りをしている岡田選手は、すごくバランスがいいスイングをしています。以前紹介した杉浦選手はアスリートゴルファーのお手本ですが、岡田選手はアベレージゴルファーが参考にしてほしいスイングです。

アベレージゴルファーのお手本になるスイング

Point
右足の角度をアドレスから変えずに上半身を深く捻転している

アドレスでは左腕とシャフトが一直線になっている教科書どおりの構えになっています。そして、とくに素晴らしいのがトップです。体がしっかり回って、手元が高い位置にある理想的なポジション。

ダウンスイングでは手元を斜めに動かすのではなく、ほぼ真下に下ろしていることでヘッドスピードを上げることができています。シャフトが寝てしまうとフェースも開いてしまうのですが、手元をタテ方向に下ろすことでダウンスイングでもシャフトが立っています。

Point
手元を少し先行させることで低くて長いインパクトゾーンになっている

ヘッドの通り道としては右サイドを広く使っているので、インパクトゾーンではレベルブローに近い角度からボールをとらえています。ヘッドが急角度で下りてくると打点が上下にズレやすいのですが、岡田選手のようなレベルブローに近い軌道だとフェースのセンターでボールを打つ確率が高くなり、効率よく飛距離を出すことができ ます。

岡田晃平
●おかだ・こうへい / 2002年生まれ、高知県出身。
172cm。22年の日本アマチュアゴルフ選手権で優勝。23年は、米ツアーのソニーオープンに出場。日本ツアー のBMW日本ゴルフツアー選手権ではアマチュアながら15位タイに入った。東北福祉大学在学中。

いかがでしたか?効率良く飛距離を伸ばしたい方はぜひ岡田選手のスイングを参考にしてみてください。

解説 = 永井直樹
●ながい・なおき / 1996年生まれ、愛知県出身。
日本大学ゴルフ部卒業後、19年にはPGAプロテストに合格し、男子ツアーに出場。現在は目澤秀憲コーチを師事し、名古屋でレッスン活動を行なう。フリー。

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