正しい“UTのインパクト”はどっち…?中島啓太プロが解説!

地面の上のボールを長いクラブで打つのが苦手。失敗すると大きなミスになってしまいそう……と、不安をもつアマチュアは多い。

そこで残り180ヤード以上の長い距離をFW・UTで自信をもってグリーンを狙えるヒントを、ロングショットも得意なツアープロがレッスンします。

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「やさしい払い打ち」がいい! 球がゆっくり飛ぶイメージがナイスショットの秘けつ

ユーティリティはアイアンよりもウッドのイメージがいい

僕はUTは、アイアンよりもFWに近いイメージで打っています。ボール位置はアイアンよりも少し左寄り。スタンスの真ん中から左足の先くらいまでの間の地面をなぞるようにヘッドを低く長く動かし“やさしいインパクト”でヒットします。

インパクトが強くなりすぎないようにボールを払い打つ。打球がゆっくり飛ぶ姿を想像し、目標から弾道を逆算して、球が戻ってくるイメージに合わせてバックスイングを始動するのがポイントです。

ボールが目標から戻ってくるイメージでバックスイングを始動

弾道を逆算し、ターゲットからボールが戻ってくるイメージに合わせてバックスイングを始動する

ボール位置は真ん中よりも左寄り

左右均等にバランスよく立ち、ボール位置は真ん中よりも左寄り。ハンドファーストにしすぎない

最下点からボールの先までサラッと払うように打つ

スイングの最下点であるスタンスの真ん中からボールの先まで、ソールを滑らせてインパクトするイメージ
上から打ち込んだり強くヒットすると、弾道が不安定になるので注意

いかがでしたか? やさしい払い打ちをぜひ試してみてください。

中島啓太
●なかじま・けいた/2000年生まれ、埼玉県出身。177㎝、75kg。日体大3年時に「パナソニックオープン」でアマ優勝。21-22年は2年連続でアマチュア世界ランク1位となり、22年9月にプロ転向。23年はルーキーイヤーながら3勝をあげて賞金王に輝く。フリー。

構成=小山俊正、鈴木康介
写真=田中宏幸、相田克己

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